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お客様相談室

情報の正確な引き渡しのための「二次元コード」

 ベビーフードのような加工食品のトレーサビリティシステムの問題は、キユーピー一社だけで作られるものではない点です。つまり、加工食品は原材料を多く使います。肉・魚・米・野菜・果物などの原材料以外にも、醤油・味噌・油などの加工された食品も多く、それらをトレースするのは容易ではありません。
 加工食品の製造、流通過程を川の流れにたとえると、キユーピーの工場は川中に位置します。そして、川上は製品の原料生産段階であり、出来上がった製品の流通販売が川下にあたります。川上、川下の各企業の協力があって初めて完成するものです。

1 「二次元コード」が鍵に

キユーピーでは関連企業との情報受け渡しに、従来のバーコードではなく、読み取り機で情報が直接読める「二次元コード」を開発しました。
●バーコード:バーコードはまずバーを読み込み、それを数字に置き換え、データベースを開いて文字に翻訳するという、いくつものプロセスがあり、マスター管理も大変です。
●二次元コード:二次元コードは漢字も数字もそのまま印字されているため、読み取り機でコードを読み込んだら、そのまま圧縮を解凍し、文字をパソコンに表示できます。しかも、縦、横2方向に情報を蓄積できるため、小さなスペースに大量のデータを盛り込むことが可能。1cm2に入れ込める文字量は、漢字で100文字、英数字で200文字とバーコードにくらべ極端に多いです。

2 川上から川下まで二次元コードでデータ管理

二次元コードはキユーピーのトレーサビリティシステムの流れの中で、こんな具合に活躍します。
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トレーサビリティシステムの流れの中での二次元コードによる追跡調査可能範囲

A:原料・資材メーカーは原料に、製造日、製造方法、賞味期限、ロットなどの情報を書き込んだ二次元コードのラベルを貼付して、工場へ納品します。
B:原資材は工場入荷時に二次元コードを読み込んでデータベースにし、賞味期限、ロットごとに在庫します。
C:製造過程で、原料の小分け、原料混合・調理時に使用原料のデータを読み込み、ロット製品との紐付け(データの連結)を行います。
D:製品充填時に、QAナンバーを製品に印字し、原料との紐付けを行います。
E:出荷する際、物流業者が二次元コードを読み込み、出荷情報を保存します。
このように川上から川下まで二次元コードを使ったデータを、くまなくコンピュータ管理しています。
ただ、二次元コードを導入するには投資が必要とあって、取引先の原材料のメーカーのうちこれまでに導入したのは2割程度。残り8割に対しては、原料納入時にキユーピー側が取引先から得たデータを入力し、二次元コードラベルを発行し、対応しているのが現状です。
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