サステナビリティトピックス トップ 深煎りごまドレッシングで野菜をもっとたくさん、おいしく食べてほしい
深煎りごまドレッシングで野菜をもっとたくさん、おいしく食べてほしい

深煎りごまドレッシングで
野菜をもっとたくさん、おいしく食べてほしい

健康維持や生活習慣病予防のために、野菜の摂取量は1日350g以上が推奨されています。
しかし、現状は平均280gと不足しています(厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査」)。
キユーピー 家庭用本部 調味料部ドレッシングチーム 林 孝昌は、ドレッシングをサラダだけではなく幅広い料理へ活用できる調味料としてお客様にお届けし、野菜不足の解決にも貢献したい、と日々取り組みを推進しています。

多くの人の野菜摂取量を増やしていきたい

国が進める健康づくり「健康日本21」(厚生労働省)において、成人1人当たりの1日の野菜摂取目標量は、350g以上と推奨されています。しかし、平均値は280gであと70gが不足しています。

「目標の350gは全世代(成人以上)で達成できていません。調理食品・惣菜などの中食や外食の利用増加、朝食を食べる習慣が減少しているなど、いろいろな食生活の変化が要因であるとされています」
また、キユーピーの調査で、7割以上のお客様が「野菜摂取量の不足を感じている」と回答しました。
この調査結果から林は、野菜を意識的に摂取したいと考えているものの、なかなか摂れない現状があると確信します。

「お客様自身も『もっと野菜を食べたい』と感じていることが分かりました。私が担当しているドレッシングでも、野菜をおいしく、たくさん食べていただける食べ方やメニューの提案の幅をもっと広げ、野菜不足の解消にも、お客様の食生活の悩み解決にもつなげたいと考えました」

“深ごま”で子どもたちにも「野菜っておいしい」と思ってほしい

野菜摂取の機会の幅を広げるために、野菜をドレッシングで和えて数日保存できる「サラダストック」やドレッシングを“汎用調味料”としていろいろな使い方を提案している「ドレテク」など、さまざまなことを考えてきました。

「ドレッシングはサラダにかけるだけでなく、炒める、漬ける、和えるなど、一つで何役も兼ねられるような頼れる調味料になります。さまざまなメニュー提案を通じて、野菜をたくさん、おいしく食べる機会を創出し続けています。中でも2000年に発売した『キユーピー 深煎りごまドレッシング』は、たくさんのお客様にご愛用いただき、2002年以降、21年間連続でドレッシング単品の国内シェア1位です。従業員も本商品への深い愛着があり、社内では“深ごま”の愛称で呼んでいます」 ※(株)インテージSCI(全国消費者パネル調査)をキユーピーが集計(金額)

多くの人の野菜摂取量を増やしていきたい

本商品はマヨネーズで培った乳化の技術とキユーピーが得意とする原料の「ごま」を活かして開発され、乳化状態が生み出すまろやかさとコク、すりたてのごまの香り立ちの良さなどで好評をいただいています。

子どもから大人までの幅広い世代から人気があることも、“深ごま”の特徴です。
当社調査で、苦手な野菜がある子どもの9割が「深ごまを利用することで、野菜を食べられた」と回答しました。
当社の研究で、“深ごま”が野菜の苦味や青臭さを低減することが分かっています。その機能は、食酢、卵黄、食用油などによるもので、さらに複数の原材料を配合していることがより効果を高めていることが示唆されました。

「深ごまを使用した野菜料理を食べたお子さんが『野菜が食べられるよ!』という“どや顔”を見せてくれたり、キユーピーが募集している夏休みの自由研究で『深ごまが一番おいしい!』と深ごまを研究した作品を応募してくれたり、子どもの食生活に一役貢献していると実感できる出来事があり、とてもうれしく自分自身のモチベーションにつながっています。子どものころに経験する『野菜はおいしい』という記憶は、その後も野菜を積極的に食べることにつながると思います。子どもたちが野菜をおいしいと感じることに役立てたら、こんなにうれしいことはありません」

海外でも親しまれる“深ごま”

「深煎りごまドレッシング」は、2004年に販売を開始した中国をはじめ、58の国と地域にお届けしています。

「どこの国や地域でも『おいしい!』と言っていただけます。日本国内と同じくマイルドな風味やごまの香り立ちの良さが評価され、さらにごまに健康的なイメージもあるようです」

日本で培ってきた野菜をおいしく食べるメニューを現地の食シーンや各エリアの食文化などの特質に合わせた提案を進めています。また、各現地独自のさまざまな使い方が生まれています。

「海外グループ会社のメンバーに現地のレシピを紹介してもらうと、私たちが気づかなかった使い方に出会うこともあります。『逆輸入』という形で日本でも提案させてもらっています。中華料理の『火鍋』や東南アジアの『生春巻き』など、各地に根付いたメニューに合わせる調味料として深ごまが受け入れられているのはとてもうれしいです。野菜の食べ方の新しい提案をすることでその国の皆さんの健康にも役立っていけたらと思います」

各地でも、“深ごま”がもたらす野菜の苦味の低減や、味をマイルドにしてくれることが、食べ方やメニューの幅の広がりにつながっているようです。

海外でも親しまれる深ごま 海外でも親しまれる深ごま

私たちが描く野菜摂取への貢献

キユーピーは、マヨネーズやドレッシングを日本で初めて製造・販売し、野菜をサラダとして食する文化の普及に努め、サラダメニューの広がりとともに成長してきました。
「長年、サラダをおいしく食べることを提案し続けているキユーピーグループだからこそ、深ごまをはじめとしたドレッシングの強みを深掘りし、新たな提案でお客様のニーズにお応えしていきます。これからも、生野菜のサラダだけではなく、時代に合わせてさまざまな野菜の食べ方をお伝えしていくことで、お客様の健康に貢献していきたいと考えています」

私たちが描く野菜摂取への貢献

2023年6月公開※内容、所属、役職等は公開時のものです

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