やさしい気持ちを後押しできるような存在になっていきたい
お二人のトークは前田有紀さんが家族でGREEN KEWPIEを食べたお話から。
「本当にサプライズに満ちた商品でした。家族みんなで驚きながらいただきました」という感想から始まりました。
前田: 休日のランチに家族でいただいたんですけど、印象的だったのがパスタソース「植物生まれのボロネーゼ」です。これ、お肉じゃないの?と驚きでした。長時間煮込んだような濃厚な味わいで食べ応え抜群。「HOBOTAMA スクランブルエッグ風」は、子どもたちも気づかずに卵だと思って食べていました。ふわとろでおいしかったです。調理も手軽なので忙しい日にも助かります。
綿貫: わあ。すごく嬉しいコメント。ありがとうございます。
前田: GREEN KEWPIEはプラントベースフードなどのサステナブルな食を展開するブランドとのことですが、コンセプトを教えていただけますか?
綿貫: GREEN KEWPIEは、多様な食の選択肢を提供するブランドでありたいと思っています。肉も魚も卵も大好きな人が、地球や人の未来を考えて手に取った時に“あ、これがいいな”と思ってもらえるようなそんなやさしい気持ちを後押しできるような存在になっていきたいと思っています。そして例えばヴィーガンの方や食に制限のあるような方たちも一緒に食卓を囲んで気兼ねなく食事ができる、そんな社会に寄り添えるブランドを目指しています。
日本にもヴィーガンレストランが増えてきましたよ!
健康や地球環境を配慮して食を選ぶという考え方
話題は世界で感じた食の多様性について。前田さんはアムステルダムへの家族旅行で、綿貫さんはバンコクで。現地でお二人が感じた多様な食の今とは?
前田: この春家族でオランダのアムステルダムに旅行に行ったんです。いろんなレストランやカフェで食事をしたのですが、どのお店も選択肢がすごくたくさんあって。パッと入ったカフェでもプラントベースのものを選べたりしたのがとても印象的でした。お肉を食べないヴィーガンの人にも会いましたし、お魚は食べるというペスカタリアンの人にも多く出会いました。野菜中心のガストロノミーも増えていて、いろんな人種や文化的背景を持つ人が楽しそうに食卓を囲んでいるのを見て、食事が制限なく広がっていくことで文化や楽しさも広がっていくのかなと感じました。キッチン付きの部屋を借りたので、家族でも野菜中心の暮らしをやってみたんですけど、体もスッキリして心地よく過ごせるなぁという印象がありました。
綿貫: とても素敵な体験ですね。欧米だけでなく、最近はアジア諸国でもヴィーガン料理を出すお店が増えてきたなと私は感じています。昨年訪れたタイのバンコクでは、いくつかのヴィーガンレストランに行ってきました。ガパオやプーパッポンカリーなど、動物性の食材が欠かせない料理なんですが、おいしいプラントベースフードになっていて本当に驚きました。そしてヴィーガンレストラン自体も増えているんですが、普通のレストランでもヴィーガンメニューがあったり、プラントベースっていうメニュー記載があったりしていろんな方が手軽に楽しめるようになってきたんだなと感じました。
前田: アジアの国々でもプラントベースが広がっていっているんですね。アムステルダムではミシュランで星を獲得した「デカス」に行ったんですね。そのレストランは、公園にある温室の中にあるんですが、すごく貴重な体験をさせてもらいました。路地と温室で自分たちで育てている野菜を毎朝収穫して、その日の午後にはお皿に並ぶというお店なんです。
綿貫: とっても新鮮な食材が並ぶんですね。
前田: うちの子たちは野菜がそんなに得意じゃないんですけど、畑もあるので「あそこに植わっていた葉っぱが、今ここに出ているんだよ」と伝えると、ちょっと興味を持って食べてくれたりして、家族でおいしく野菜中心のメニューを楽しむことができました。
野菜が苦手の子どもも少し興味を持てたようでした!
すごく素敵な体験ですね
綿貫: ヴィーガンというと、動物福祉というイメージがあるかもしれませんが、こういった観点に加えて人の健康や地球環境への影響を配慮して食を選ぶという考え方が広がってきているんです。
前田: アムステルダムで出会った友人になぜヴィーガンになったの?と聞いたら、昔はお肉もたくさん食べていたけど、ここ数年は動物愛護や地球環境の変化がすごく気になっていて、そういった観点から、もう(お肉を)食べなくてもいいかなぁっていう話をしてくれました。
綿貫: 観点がどんどん広がっていっていますよね。そして完全なヴィーガンだけでなく、今はフレキシタリアンという方々もいらっしゃって、動物性の食事を意識して減らしたり、できるだけ植物性の食事を選ぶライフスタイルが増えてきています。
前田: 我が家でも今日は野菜中心にしようと、お肉や魚をとらずに食事をすることがあるのですが、夫婦でよく話すのは「なんか身体がスッキリしているよね」「心地よいね」って気持ちいいこととしてそれを選択する日があります。
綿貫: 素敵ですね。
豆乳と味噌、日本の伝統食材でチーズ風味を再現
欧米はもちろん、アジア各国でもプラントベースフードがじわじわと浸透しているなか、日本で誕生したGREEN KEWPIE。「植物生まれのマヨネーズタイプ」、ドレッシング2種「植物生まれのごまドレッシング」、「植物生まれのシーザーサラダドレッシング」。パスタソース2種「植物生まれのボロネーゼ」「植物生まれのカルボナーラ」、それに「HOBOTAMA スクランブルエッグ風」と「HOBOTAMA 加熱用液卵風」の計7品でスタートしました。
前田: どれもおいしかったのですが、「植物生まれのシーザーサラダドレッシング」はチーズを使っていないのが信じられないくらい濃厚なチーズの味がしました!
綿貫: そのチーズのような風味を出すのにすごく工夫が詰まっているんです。
前田: 何を使ってこのチーズのような味わいを出しているんですか?
綿貫: 実は豆乳を発酵させたものと隠し味でお味噌が入っています。
前田: 日本の伝統食材から生まれたチーズ風味なんですね。
綿貫: そうなんです。チーズも発酵食品ですが、原材料は違いますけれど発酵というものを使うと似たような味が出せるんだなというのは発見でした。
前田: 最初から豆乳と味噌でと決めていたんですか?
綿貫: 試行錯誤をした結果たどり着いたのが豆乳と味噌でした。
前田: 開発の中で一番苦労したのはどんなところでしたか?
綿貫: やっぱりこのチーズ風味を出すこと。あとはシーザーサラダドレッシングらしい味を出すことですかね。プロジェクトのメンバーは本当に苦労して作ってくれました。
前田: 植物由来原料を使ったということで生まれたベネフィットはどんなところにありますか?
綿貫: 先ほど前田さんがおっしゃっていた身体が軽い感じがするというのは、実感できるベネフィットじゃないかなと思っています。例えばマヨネーズタイプは卵を使っていないのでコレステロールがゼロだったり、ドレッシングについては植物性にすることでカロリーが25%オフだったりして、ヘルシーというところで皆さんにとって価値があるものになっています。
カロリーオフにもつながっていてなんか嬉しいです
大好きな味をたっぷりかけて食べられるって幸せですよね
前田: この先GREEN KEWPIEのラインアップは増えていくんですか?
綿貫: GREEN KEWPIEには「食卓の定番をプラントベースで」というコンセプトがあります。ラインアップを増やして、プラントベースのライフスタイルを試してみたいな、楽しんでみたいなというお客様の食卓が豊かになるようにと考えています。
前田家の庭でハーブが採れたので食べてみましょう!
前田: 最初の一皿はシンプルにサラダにしました。今日は私の家の庭で採れたハーブをご用意しました。題して『前田家の庭でハーブが採れたので食べてみましょう!』です。
綿貫: (拍手)
前田: キャベツとピーマンの千切りを、今朝採れたディルと合わせて「植物生まれのシーザーサラダドレッシング」であえてコールスローサラダにしました。ピーマンがアクセントになっていますので、どうぞ召し上がってください。
綿貫: いただきます!(モグモグ)おいしい!
前田: 私もいただきます!ピーマンとキャベツの歯応えがすごくあるんですけど、そこにシーザーサラダドレッシングのチーズの風味が加わると、とってもおいしいですよね。
綿貫: ディルも、本当に合いますね。
前田: 鉢植えでディルは育てられますし、いろんな料理に使えるのでおすすめのハーブです。
綿貫: ハーブはいろいろ育てているんですか?
前田: 育てているというより勝手にぐんぐん育つんですよ、ハーブって。今我が家にいるのはローズマリー、ゼラニウム、ティーツリー、レモンバーム、ラベンダー、レモン、ゆず、ブラッドオレンジ、タイム、ホワイトセージとたくさんあるんです。
綿貫: そんなにたくさん育てているんですね!すごい。
前田: ハーブってお庭やベランダなどで育てるのすごくおすすめです。気になるハーブありますか?
綿貫: ラベンダーがすごく好きで。香りも良くてリラックス効果もあって。でもお料理ってなるとどうだろう。ローズマリーなんかいいですよね。
前田: ローズマリーはすごい使えますよね。お客さんが来た時なんかに、お肉料理にちょんちょんと置くだけで雰囲気が出るので、よく使います。ゼラニウムを飾ったりすると、リビング中にいい香りがして、幸せな気持ちになるので、香りで楽しむのもおすすめです。
綿貫: レモンやゆず、ブラッドオレンジまで育てて、すごいですね。
前田: レモンはたくさん採れた年はジャムにしたり、ゆずは冬至でお風呂に浮かべたりとかいろんな使い方で暮らしの中に取り入れています。ハーブや果物は食卓にも取り入れられるので、それがなにより魅力だなと思っています。
綿貫: ちょっと不格好なものもできたりするんですか?
前田: 不格好だったりサイズも小さかったり、色もいろいろだったりするんですけど、おうちで育てれば完全無農薬で作れるので、皮ごと食べられるのもすごくいいなと思っています。
綿貫: 柑橘系の皮は本当にお料理に使うとおいしくなるし、お店に並んでいるようなきれいなものだけじゃないというのをお子様も見られていいですね。
前田: うちの次男はレモンの葉っぱが大好きなんですよ。家で機嫌が悪くなると抱っこしてレモンの葉を触らせるんですね。レモンは葉っぱにすごくいい香りがあるんです。その香りを嗅がせると、すごく落ち着いていい子になるんです(笑)。
綿貫: それって前田家ならではですよね(笑)。
うちの次男はレモンの香りを嗅ぐと落ち着くんです
前田家ならではですよね
欧米では日常に溶け込んでいるように感じますが、日本はどうなんでしょう?