料理で生きていく!食いしん坊が描いたレストランを開く夢

料理で​生きていく!​食いしん坊が​描いた​レストランを​開く​夢

三浦理志さん第2回

前回はマーシーさんの自然に敬意を払って寄り添い、遊ぶ、サーフ&ノーフなライフスタイルについてのお話をうかがいました。第2回は、料理人でもあるマーシーさんに、料理に目覚めたきっかけや、普段の食生活、いつかレストランを開きたい夢についてお話しいただきました。

※この記事はVoicyの対談の要約です。発言の意味を変えないように配慮して、一部省略・集約をしています。詳しくはVoicyの「 みんなにうれしいGREEN KEWPIEチャンネル 」をお聴きください。

三浦理志

三浦理志

みうらまさし

モデル

1970年7月1日生まれ。湘南藤沢育ちで「マーシー」の愛称で親しまれる。15歳の時にサーフィンと出合い、今では生活の一部に。 20代後半で一時モデル業を休業し、ニュージーランドで2年間の料理修業を経験。帰国後、モデル業を再開。仕事の合間に、畑で四季折々の野菜を育て始める。「サーフ&ノーフ(農夫)」なライフスタイルをおよそ20年間実践中。

“料理人マーシー”が​誕生した​ニュージーランドでの​2年間

今ではレシピ本を出版するほどで、料理の腕前はプロ級のマーシーさん。料理をする最初のきっかけはお母さんだったそうです。

三浦: 本当、食い意地が張った子どもで(笑)。母親が料理している横にいて、つまみ食いをしょっちゅうしていました。つまみ食いだけじゃなくて料理に興味があったので、手伝わしてもらったり。小さい時に思い出があるのが餃子の皮を一緒に包んだこと。だから今でも僕、餃子包むの得意です。

前田: 小さい時から台所に立つのがすごく自然なことだったんですね。本格的にお料理について考え始められたのが、ニュージーランドにいた時だったそうなんですが、その時のことを聞いてもいいですか。

三浦: 20代半ばの時にモデルをやっていまして、このままで俺、いいのかなってちょっと悩んだんです。俺らしくないという(笑)。仲間は俳優になったりとか、(モデルを)やめて結婚したりとか、そういう何だろう、変わる時だったんですかね。僕はその時にサーフィンを選んだというか、ちょうどいろんな国にサーフトリップに行くようになって、海外の素晴らしさとか、そういうのを知り始めた時だった。ちょうど叔父がニュージーランドに永住してまして、日本食レストランを経営してたんですけど、シェフを探しに日本に来てたんですね。「ニュージーランドって波いいじゃん!俺、行きたい」って言って。それがきっかけだったんです。

前田: そうなんですね。ちょうど周りが転機を迎える中で、ニュージーランドがバン!とやってきた感じだったんですね。行かれてからはどんな生活をされてたんですか?

三浦: 朝から夜までキッチンに立って料理を作って。でもね、昼間に3時間ぐらい休憩があるんですよ。その3時間に車でポイントに行ってサーフィンしてました。

前田: え〜!?休憩時間にサーフィンしてたんですか?すごい、元気ですね。

三浦: 若かったからできたんでしょうね。

前田: そこで料理の基本を覚えたんですか?

ニュージーランド時代に働いていた日本食レストラン。厨房で調理中の1枚。

三浦: 日本の和食レストランとかと違って、そこまでちゃんとした料理人もいなかったですけど、いろいろ教えていただいて、何となくできるようになったという感じです。

前田: その日々を今思い出すと楽しかったですか?

三浦: 楽しかったけど辛かった部分もありました。やっぱり最初は友達もいないじゃないですか。日本人の仲のいい友達とか、おいしいラーメン食べに行けないとか、ホームシックじゃないけど、日本が恋しくて恋しくてたまらない時期があって。ちょうど1年経った時。

前田: そこからさらに1年踏ん張って(2年)続けられたんですね。そんな体験を経て日本に戻られて、そしてまた、モデルの仕事もリスタートして。また新しい気持ちで再スタートが切れたんですかね。

三浦: ニュージーランドから帰ってきて、もう僕は食の世界で生きようと思いまして、日本で自分のお店を持ちたいという夢がありました。日本に帰ってきて、湘南のおいしい魚料理を出すお店を食べ歩いて、ここいいなというところに、ちょっと修業させてくださいみたいな感じで何軒か回って。藤沢のあるお店で雇ってもらって、料理を学んでたんですけど、厨房(のカウンター)がめちゃくちゃ低くてヘルニアになっちゃったんですよ。このままだと手術しなきゃいけないってことで一旦(修業を)やめて、またモデルをスタートしたんです。

前田: そういった経緯があったんですね。いつかレストランを開きたいっていう、今もその夢はあるんですか?どんなレストランにしたいですか?

三浦: 今またちょっと変わったんですけど、毎日開けるお店じゃなくて、例えば僕が収穫した野菜とか、友達の漁師さんからうまい魚が仕入れられたからとか、そういう新鮮な食材を使って、料理を出せるようなお店にしたいです。

前田: やっぱり湘南は、ご自分の畑もありますし、海も近いので、輸送距離がそんなにかからないで、サステナビリティもある。そこで料理を提供できるっていう魅力もありますよね。

前田有紀

オープンした際には行ってみたいです!

三浦理志

ぜひ、来てください!

体に​いい​ものを​食べたい。​野菜中心の​食生活

食べること、料理することが大好きなマーシーさんに普段の食生活や食事で大切にしていることをうかがいました。

前田: 普段、ご家庭ではどんなものを食べているんですか?

三浦: もちろん野菜は食べるんですけど、肉も魚も大好きなので、まんべんなくいろいろ食べてるんです。

前田: やっぱり畑で育った野菜が中心ですか?

三浦: そうですね。やっつけなきゃいけないので(笑)。特に夏野菜ってすごい採れるんですよ。例えばししとうとか、鈴なりにできるんですけど、採っても全部食べられないじゃないですか。甘辛く煮たりとかして、保存して。毎回いろんな野菜料理が出てきます。(対談の収録は7月)

前田: 鎌倉だとレンバイ(鎌倉市農協連即売所)というファーマーズマーケットがあって、そこで買い物をするんですけど、スーパーマーケットとは違って、その時の旬の野菜しか並ばないんですよね。そうするとやっぱり、なすばっかりだったり、トマトばっかりとか、きゅうりばっかりとかになるんですけど、レシピをちょっと変えてみようとか、工夫をするのって結構楽しくて。旬を感じながらお料理できるっていうのもすごく楽しいことですよね。

三浦: そうですよね。

前田: レシピのアイデアってどんな風に浮かんでるんですか?

三浦: やっぱり経験で、以前食べた、あそこのお店のああいう味をこれに足したらどうなんだろ?そういう感じですかね。こうやったらおいしいんじゃないのか?みたいな。

前田: じゃあ結構、創作しながらレシピを考えてらっしゃるんですね。あと食生活の上で大事にしていることってありますか?

三浦: そうですね、基本は体にいいものを摂るようにはしています。旬の野菜だったりとか、新鮮なオイルを使ったりとか、そういう感じですね。

前田有紀

自分の食べているものが自分の体を作ると考えていらっしゃるんですね

三浦理志

旬の野菜はマストです!

味噌と​マヨネーズタイプの​マリアージュで​食べる​無限野菜

ゲストにGREEN KEWPIEを使った料理を食べていただく「みんなにうれしいGREEN KEWPIEレシピ」のコーナー。野菜をたくさん食べられる簡単レシピをマーシーさんが考えてくれました。

前田: 前回に引き続き、今回もマーシーさんがレシピを考えてくださいました。レシピ名発表お願いします。

三浦: はい。『味噌とマヨネーズタイプのマリアージュで食べる無限野菜』です。

前田: 無限野菜っていい響きですね。

三浦: 無限にいけちゃうんですよ。

前田: 夏野菜もたくさん採れる時期なので、大量消費できるようなレシピってすごくありがたくて、私もいつも調べちゃうんですけど、今回はどんなレシピなんですか。

三浦: どんな野菜でもいいんですけど、野菜を食べやすい大きさに切りまして、「植物生まれのマヨネーズタイプ」と、これ僕がプロデュースしている味噌で、それを混ぜて、ディップして食べるだけなんですけど、これがね、無限に野菜がすすんじゃうんです。

前田: とっても簡単ですね!半分ずつ入れるとちょうどいいバランスなんですか?

三浦: お好みなんですけどね。マヨネーズの風味が強いのがいい人はマヨネーズタイプを多めに。味噌の風味が強い方がいい人は味噌を多めに。お好みで調節を。ではいただきましょう!

前田: これはもうたっぷりディップをつけていただきたいですね!

三浦: ん〜おいしい。今ちょうどにんじんも収穫できるので、おいしいですよね。甘くてね。

前田: おいしい!味噌だけだと、ちょっと強い感じの味がするんですけど、「植物生まれのマヨネーズタイプ」が混ざっているので、すごくマイルドな味になりますね。

三浦: 相性抜群ですね。

前田: これはたくさん食べられそうです!

三浦: まさに無限野菜!止まらないですよね。

前田有紀

野菜の味をしっかり感じられます!

三浦理志

後味に野菜の味がグッと来ますよ

前田: そしてこの味噌もマーシーさんが作られている味噌とうかがいました。これはどういうものなんですか?

三浦: 僕、数年前に味噌を作り始めて。手作り味噌を食べて思ったのが、なんておいしいんだと。自画自賛じゃないですけど、スーパーで買う味噌とは違うなと。僕のは(過熱処理をしていない)生味噌なんで違う、と思うんですけど。で、コロナ(禍になる)前に地鶏料理の店をやろうと思って店舗を探すところまでいったんですけど、コロナになって断念。コロナ中にどうしようかなって考えた時に、何かおいしい調味料を開発して、みんなに喜んでもらったらいいのかなっていうきっかけで、この味噌をプロデュースしたんです。

前田: 無添加って書いてありますね。すごくシンプルな材料で作られてるいんですかね。

三浦: 乾燥大豆と麹と塩のみで作っています。僕がお味噌を作りたいってなった時に、僕の友達を介して長野県の中野市にある麹屋さんを紹介してもらって。素人の僕が作った味噌を持って行って、これおいしいんでこれを再現してってプロに(頼んで)、何回も何回も作り直してもらって、できたのがこの四十割と二十割なんです。

マーシーさんがプロデュースした究極の手前味噌。生味噌 米麦合わせ糀【減塩】二十割(400g)¥1,210

前田: この二十割っていうのはどういうことなんですか?

三浦: 大体一般に売られている味噌は十割味噌なんですけど、十割味噌っていうのは、乾燥大豆1に対して、麹が1。1対1の割合を十割っていいます。二十割っていうのは、大豆が1に対して麹が2。1対2。四十割っていうのは大豆が1に対して麹が4なのでほぼ麹なんです。だから非常に甘くてコクのある味噌で。しかも生味噌なので、栄養素がそのまま残っているので体にいいんです。

前田: ちょっとこのお味噌舐めてみますね。ん〜麹の味がしっかりしますね。

三浦: 二十割は普通の味噌の倍(麹が)入ってるので。

前田: 本当に発酵食品をいただいている!って感じがしますし、味噌本来の味も強く出る感じですね。とてもおいしいです。

三浦: これ減塩なんです。

前田: へぇ、塩分控えめになってる。かなり塩の味もするんですけどね。やっぱり麹がたくさん入っているからより引き立ってるんですかね。これでお味噌汁を作ったらおいしそうですね。

三浦: 間違いないですね。

前田: 発酵食品って深めていくと本当に面白い世界ですよね。

三浦: 麹っていうのは酵素の宝庫っていわれているんですけど、酵素っていうのは本当に腸にいいらしいですね。腸活ってよくいうじゃないですか。腸を制する人は美と健康を制するっていわれるぐらい発酵食品は腸をきれいにするらしいです。

前田: 味噌というのがまた元々日本の暮らしにあるものなので、日本人の体質にもすごく合ってそうですよね。

健康で笑顔の​ある​食卓が​うれしい

前田: 料理にまつわることをたくさん聞いてきましたが、最後にマーシーさんが思う、うれしい食卓についてお聞かせください。

三浦: やっぱり普段食べている、(野菜や発酵食品などの)体にいいものを食べて、健康になって、笑顔になるってことですかね。

前田: 体にいいものがおいしいと、やっぱりうれしいですよね。

三浦: そうですね!

三浦理志

味噌は日本の宝っていうのを見てなるほど!って思いました

前田有紀

このお味噌、ゆくゆくは世界に行くかもしれないですね!

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前田有紀
ナビゲーター/前田有紀
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