kewpie standard(キユーピー スタンダード)

食を通じた健康づくり、
持続可能な社会・環境づくりなど、
より良い未来に向けたキユーピーの取り組みを
ご紹介します。

捨てられるはずの卵の殻を有効活用
キユーピーのアップサイクルへの想い

社会と環境にやさしい持続可能な物流を目指して。
キユーピーが取り組む新しい輸送のかたちとは

「楽しい思い出」が食との関係を変える。
キユーピーがマヨネーズ教室で伝えたいこと

野菜で循環する人と地球へのやさしい気持ち
「想い」が巡る食品ロス対策

いつもの食卓から未来を考える
おいしいプラントベースフードという選択肢

「菌」の力でたくさんの人の健康を支えたい
キユーピーがつくる、酢酸菌を食べる文化

捨てられるはずの卵の殻を有効活用
キユーピーのアップサイクルへの想い

SDGsにつながる取り組みの一つとして、資源の有効活用に力を入れる企業は年々増えています。マヨネーズの原料として欠かせない「卵」を通じて、資源の有効活用に注力するキユーピーの取り組みをご紹介します。

キユーピーグループでは、「キユーピー マヨネーズ」など卵を原料とする商品の製造過程で、年間約25万トンもの卵を使用しています。これは日本国内で生産される卵の約1割にあたります。

キユーピーグループでは、1925年にマヨネーズの製造を開始した当初から、卵を無駄なく使う方法を研究してきました。

卵は卵黄と卵白、卵の殻、卵殻膜に分けられます。 それぞれに特徴があり、食品の原料としてはもちろん、さまざまな形で有効活用されています。

卵黄は「キユーピー マヨネーズ」をはじめとする食品の原料に、卵白はスイーツやパン、麺類、かまぼこなどの食品へと姿を変えています。

卵殻膜(殻の内側にある薄い膜)は、化粧品やサプリメントの原料に活用されています。

卵の殻は、パウダー状になるまで細かく砕き、 カルシウム強化剤としてさまざまな食品に使用したり、

学校で使われるチョークや壁紙の原料としても活用されていたり、

近年は多孔質でニオイや水分を吸収するという卵の殻の性質を利用し、壁紙やコースターへのアップサイクルも進んでいます。

キユーピーグループは、研究・開発や他企業との協業によって、卵の殻の新たな可能性を今後も探っていきます。

自然の恵みを大切に使い、アップサイクルによって新たな価値を生み出していく。 そんな未知の領域への挑戦こそが、持続可能な社会への一歩にもなると考えています。

社会と環境にやさしい持続可能な物流を目指して。
キユーピーが取り組む新しい輸送のかたちとは

マヨネーズやドレッシングといったキユーピーの商品が工場から出荷されてスーパーの店頭に並ぶまで、欠かせないのが「物流」です。 物流が直面している社会的課題と、その解決に向けたキユーピーグループの取り組みをご紹介します。

近年、日本国内では小口配送の急増や労働人口減少によるドライバー不足により、荷物を安定して運べないリスクが高まっています。 また、輸配送時に排出されるCO2などの環境への負荷低減も私たちの課題です。

お客様のもとへ変わらず商品を届けるため、キユーピーグループは物流の課題解決策の一つとして、異業種との協業に取り組んでいます。

タッグを組んだのは、日用品メーカーのライオン株式会社やサンスター株式会社、そして物流機器レンタルの日本パレットレンタル株式会社(JPR)といった異業種の会社です。

従来は、各社が個別にトラックを手配し、商品や機器の輸送を行っており、荷物を届け終わった帰り道では、荷物を載せていない空車の区間が発生していました。そこで、3社が共通のトレーラーをバトンタッチして使用する仕組みを作りました。

【事例①】関東・九州・四国をつなぐ輸送ルートでは、キユーピーとライオンとJPRの3社が協力。キユーピーが関東~九州を、JPRが九州〜四国を、ライオンが四国~関東を走るという共同輸送を行い、空車の区間を大幅に削減しました。

また、輸送経路の一部をフェリーに置き換えたことで、必要なドライバーの人数は10名から3名にまで減らすことができ、ドライバーの運転時間も従来の76%短縮。CO2排出量も62%削減することに成功しています。

【事例②】 関西と九州をつなぐ輸送ルートでは、キユーピーとサンスターとJPRの3社が協力。往路ではキユーピーの調味料とサンスターのオーラルケア商品を一緒に載せ、復路ではそのトレーラーにJPRの輸送用パレットを載せて運ぶという手法を採用しています。

これにより、トレーラーの移動区間のうち99%で荷物を載せている、効率的で無駄のない輸送を実現しました。さらに、こちらの事例でも輸送経路の一部をフェリーに置き換えることで、CO2排出量を65%削減することに成功しています。

日用品と食品の共同輸送は、品質管理の観点からこれまであまり実現したことがない事例でした。しかし、科学的な検証を行い、エビデンスに基づいた品質保証をもとに社内外と合意形成を図り、実現へと漕ぎ着けました。

こうした事例での取り組みの結果、トラックに積載する荷物の組み合わせにバリエーションが生まれ、積載効率の向上につながることや、船舶や鉄道貨物などの輸送がしやすくなるというメリットも見えました。

今後は企業同士の連携にとどまらず、業界や行政とも手を取り合い、物流のルールそのものを変えていく、そうした新たな領域への挑戦が、持続可能な社会への一歩になると考えています。

「楽しい思い出」が食との関係を変える。
キユーピーがマヨネーズ教室で伝えたいこと

私たちの身体は食べたものでつくられています。特に子どもの健康や発達に「食」は欠かせません。 キユーピーが子どもたちに「食」の楽しさと大切さを伝えるために全国の小学校で行っている「マヨネーズ教室」についてご紹介します。

キユーピーの創始者である中島董一郎には、「おいしくて栄養価も高いマヨネーズを普及させ、日本人の体位向上に貢献したい」という考えがありました。

創始者の精神は、現在も従業員に受け継がれており、食を通じて社会に貢献するため、工場見学や講演会、ホームページでの情報発信など、さまざまな食育活動を続けています。 その活動の一つが、「マヨネーズ教室」です。

2002年にスタートした「マヨネーズ教室」は、マヨスターという社内認定を取得した従業員たちが講師役となり、マヨネーズのヒミツや野菜をおいしく食べる方法などを全国の小学校で伝える活動です。

講師役を務めるマヨスターは、キユーピーグループの営業や生産、スタッフなどさまざまな部署から参加しています。マヨネーズ教室への参加は、マヨスターたちの学びや仕事のやりがいにもつながっています。

マヨネーズ教室には、マヨネーズの原材料などを学ぶ講義の時間と、実際にマヨネーズを仲間と一緒に手作りする体験の時間があります。自分たちで作ったマヨネーズを食べるという体験の中で、食べることの楽しさや大切さを育みます。

マヨネーズ教室は、子どもたちにとって挑戦の場にもなっています。「うまくいかなくても、みんなで協力しあって作ればきっと大丈夫」と伝えることで、安心して挑戦できる環境をつくるようにしています。

そして、「卵を上手に割れた」「自分で作ったマヨネーズで、苦手だった野菜が食べられた」という小さな成功体験が自信につながり、笑顔を生み出しています。

食べることの楽しさや大切さは、体験の中で育まれていきます。私たちはこれからも、さまざまな取り組みを通して、食がもたらす幸せな気持ちや発見に寄り添い、食卓へ笑顔と温かさを届けていきます。

野菜で循環する人と地球へのやさしい気持ち
「想い」が巡る食品ロス対策

キユーピーグループの一員であるサラダクラブでは、食品ロスの削減に注力してきました。自然の恵みを使い切る「循環型農業」や、家庭でのロスを防ぐ「消費期限の延長」など、人にも環境にもやさしい取り組みをご紹介します。

環境意識の高まりを受け、「食品ロス」をいかに減らすかは大きな社会課題のひとつです。本来は食べられるのに捨てられてしまう食品を減らすことは、資源の有効活用や環境負荷への配慮から重要視されています。

サラダクラブでは、「千切りキャベツ」や「ミックスサラダ」といったパッケージサラダの製造を手がけています。1999年の創業以来、私たちは経営課題として食品ロスの削減に注力してきました。

パッケージサラダの製造過程では、外側の葉や芯などの商品にはならない野菜の未利用部が発生します。これらを捨てずに余すことなく活かすため、私たちは「循環型農業」の仕組みづくりを進めています。

まず、野菜の未利用部をサラダクラブ工場内に設置した装置で発酵させ、堆肥の材料にします。その堆肥を契約産地へ納入し、野菜の生産に活用していただきます。

そして、契約産地で大切に育てられた野菜がサラダクラブの工場へ納入され、新鮮なパッケージサラダとして商品化されます。

また、商品の消費期限が延びれば、売れ残ることも、家庭で食品ロスとなることも避けられます。サラダクラブでは、パッケージサラダの鮮度を保持する技術開発に取り組み、消費期限の延長を実現してきました。

おいしさや品質だけでなく、こうした環境への取り組みもパッケージサラダの新たな価値として受け入れられています。

私たちはこれからも、人にも環境にもやさしい循環を広げ、持続可能な社会の実現をめざしていきます。

いつもの食卓から未来を考える
おいしいプラントベースフードという選択肢

未来に向けたサステナブルな食品として注目されている、プラントベースフード。この植物由来の食品をおいしく手軽に楽しめるよう誕生した「GREEN KEWPIE」についてご紹介します。

プラントベースフードとは、本来は動物性原料を使っていた食品を植物性原料に置き換えてつくったものです。

豆腐を肉に見立てた料理や大豆ミートなど、私たちの暮らしのなかで、すでに身近な存在になりつつあります。

心地よい暮らしに寄り添うだけでなく、畜産由来の温室効果ガス削減や水資源の節約など、サステナブルな食生活を支える存在として注目を集めています。

そんなプラントベースフードをおいしく手軽に楽しめるよう誕生したのが「GREEN KEWPIE」。お客様に多様な食の選択肢を提供するブランドです。

その商品のひとつ「HOBOTAMA」は、「プラントベースフードを選択する人はもちろん、アレルギーなどで卵を食べられない人にも寄り添いたい」という担当者の想いから生まれました。

開発において何よりも大切にしているのは「おいしさ」。長年培ってきたたんぱく質の加工技術や乳化技術などを活かしながら、商品のおいしさを追求するために、商品開発チームは日々知恵を絞り、試行錯誤を重ねています。

環境にとっても、未来の食生活にとっても持続可能であること。お客様の声を活かしながら共につくり上げていく。それこそが、「GREEN KEWPIE」で私たちが実現したい未来です。

「菌」の力でたくさんの人の健康を支えたい
キユーピーがつくる、酢酸菌を食べる文化

「人生100年時代」を迎え、健康や美容の観点から注目されている「お酢」。キユーピーは長年の研究から、お酢づくりに欠かせない「酢酸菌」の驚くべき可能性を見出しました。日々の健やかな暮らしを支える、キユーピーグループの新たな挑戦をご紹介します。

キユーピーでは長年、マヨネーズの味を左右する重要な原料であるお酢の研究を重ねてきました。そして、この研究を発展させ、お酢をつくる「酢酸菌」には日々の健やかな暮らしに役立つ菌として大きな可能性があることに着目しました。

酢酸菌は主に、「健康維持をサポートする」「飲酒時の体調を整える」「花粉症や鼻炎といったアレルギー症状を緩和する」といった効果が期待されています。しかし、数が増えにくい菌であるため、これまであまり注目されていませんでした。

キユーピーグループでは2012年から研究を重ね、現在、酢酸菌に関する論文数は世界トップクラスを誇ります。長年の研究から、独自の発酵法により酢酸菌を増やし、独自の成分として取り出すことに成功しました。

これにより酢酸菌を軸とした新規事業が立ち上がり、独自の成分を配合した「よいときOne」、「ディアレプラス」が商品化されました。

「よいときOne」は、酢酸菌がアルコールからお酢をつくるメカニズムから発想を得た、お酒のつき合いが多い人などの健康維持をサポートするサプリメントです。

「ディアレプラス」は花粉、ハウスダストなどによる鼻の不快感に悩む人に寄り添う機能性表示食品です。

お酢の中という厳しい環境を生き抜く酢酸菌には、まだ知られていない力が秘められています。私たちはその力を活かし、新たな価値の創出に挑んでいます。

これまで「食べる」という発想がなかった酢酸菌を独自の成分として取り出し、新たな食文化として提案する。この取り組みの根幹には、「日本にサラダ文化を広げてきたように、これからも人々の健康に寄り添う存在でありたい」という想いがあります。私たちはこの想いを原動力に、研究と商品開発を進めています。

Special Movie

「つくる。つなげる。つづける。」篇