女性のお客様の増加を狙った特別メニューとは?
食材選びと提供方法のコツ

食のトレンドを見ると、全体的な消費が減少傾向にある中、確実に元気がある一部の層に中食が挙げられます。よく言われるように、女性の社会進出が進み、家事、子育て、介護などの負担はますます増加しています。そんな忙しい毎日の味方ともいえる、スーパーやコンビニのお惣菜やお弁当は、今や無くてはならない一大マーケットとなりました。時代の流れを考えると、これからもまだまだ成長していく分野と言えるでしょう。

家族を健康に!食卓を担う安心安全のお惣菜

忙しい毎日の中でも、健康な食事を摂る重要性は感じられていると思います。とくに家族がいる方の場合、自分だけでなく家族の健康管理も必要となってきます。食事の準備を担当する事が多い女性は、朝食、昼食、夕食と、自分や家族の健康を気遣い、スーパーやコンビニのお弁当であっても体に良いものを選ぶ方が増加しつつあります。

ここ数年の中食のトレンドや、各店舗での商品展開を見ても、健康をアピールした商品の売り上げが伸びてきています。見た目の鮮やかさが売り上げを大きく左右するお惣菜やお弁当でも、合成着色料をなくす、食品添加物も極力使わないといった傾向があります。低糖質、低カロリー、減塩なども含め、体に良いとされる事を、細かく表示すようにもなりました。

しかし、お客様へきちんと理解してもらうためには、細かい所をしっかりと読んでもらわなければなりません。伝わりやすくするためのアイデアのひとつとして、マークやシールをパッケージに付けるなどの取り組みも、最近は行われはじめています。

例えば、厚生労働省が定める「健康な食事」の認証マーク、スーパーやコンビニ独自の低糖質や低カロリー、減塩などのマークを貼り付けた商品も、多く見かけるようになりました。

スーパーでお弁当を賢く選ぶ

主食、主菜、副菜を自分の好みで選べるお弁当の個食パックも消費者のニーズを反映していると言えます。市販の完成されたお弁当とは違う組み合わせで自分好みのものを食べたいというニーズ以外にも、体調管理やダイエットのための選択肢として、自分で選ぶ女性が多くいることも事実です。

主食には雑穀米や玄米など、栄養価の高いものや低糖質のものなどをそろえ、可能ならサイズ違いもあると理想的です。

主菜には、揚げ物を控え高たんぱく低カロリーなメニューを意識します。例えば豆腐ハンバーグ等、ボリューム感も大事にしつつヘルシーなもの。あまり健康志向に偏り過ぎて、主菜に必要な満足感が失われてしまわないように、ある程度しっかりしたものを用意します。

副菜は野菜を中心に、低カロリーで食物繊維や鉄分、ミネラルなど、女性にとってうれしい栄養素が多く含まれるメニューを用意しましょう。例えば、ホウレン草などの青菜は鉄分が豊富ですし、食物繊維も取れます。ヒジキなどの海藻類もミネラル豊富です。食物繊維の多い食材の代表にはキノコ類もあります。

こうした選択肢は女性をターゲットにした場合、確認しておきたいポイントだと考えられます。

美味しいものは食べたい、でも太りたくない。低糖質、低カロリーメニュー。

また、ダイエットの方法や体にいいと言われる食材などは、いつも女性の話題の中心かと思います。近年では、糖質制限ではなく「ロカボ」メニューが無理なく体調管理できると注目されています。一回の食事で摂取する糖質の量を20~40gに抑え、一度の間食を含め、一日120gの糖質に制限するというものです。

しかし、スーパーやコンビニでお弁当を買うとなると、なかなか糖質をコントロールすることが難しいのが現実です。そんな中、大手コンビニでは「ロカボパン」などを販売し、人気を得ています。

また、盛り付け方法で工夫することもできます。一般的なご飯、主菜、副菜の3から4個に分かれた弁当容器ではなく、9分割や12分割に細かく仕切られた容器に松花堂弁当のように盛り付けるのです。

ご飯や根菜類等の糖質の高い食材や、揚げ物などの高カロリーメニューは種類を少なく盛り込み、野菜など食物繊維が豊富な食材を使った低カロリーなメニューは種類を多く盛り込みます。結果、色鮮やかで美味しそうなロカボメニューの完成です。

「わざわざ感」のある、健康を押し付けたような商品ではなく、自然に手に取ってもらえて体のためになる商品作り。これは、消費者にとっても食事を楽しむ事を損なわずにすむので、きっと喜んでもらえる良い商品になると思います。


まとめ

女性消費者に選ばれる商品となるためには、盛り付けやパッケージなどできる限り工夫をして、自然に手に取ってもらえるような商品をつくる必要があります。今の時代はお客様の見る目も磨かれ、合成着色料や食品添加物に騙されないシンプルで間違いのない本物を選ぶ目を持った人も、確実に増えています。

我々、食を提供する側はそんな食材の本当のポテンシャルを生かすよう、そっと持ち上げてあげるようなイメージで商品を開発するべきでないでしょうか。きっと消費者の心に届く、そんな人気商品ができあがるはずです。

2017/07/28時点