- さやえんどうの話
- 煮物の彩りに少し添えるだけで、鮮やかな緑色が料理を華やかにしてくれるさやえんどう。実はこれ、洋食でおなじみのグリンピースと同じ種類の植物だということをご存知でしたか?
さやえんどう(きぬさや)は、中に豆ができるより早い段階で収穫し、さやごと食べるものをいいますが、より豆が生長したものがグリンピース。そして、さらに生長したものがえんどう豆となります。同じ植物ではあるものの、さやごと食べることで、より野菜に近い存在のさやえんどう。さやのシャキシャキとした歯ごたえが魅力です。
- 栄養の話
- さやえんどうは、β-カロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウムなどが豊富な野菜。さやごと食べることで、食物繊維が多くとれるのもポイントです。ビタミンCやカリウムなどのミネラル分はごまといっしょに食べることで吸収力がアップするので、ごま和えなどで食べるのもおすすめです。
- 栄養成分の働きはこちらから
- 選び方
- 全体にハリとツヤがあり、折ったときにパリッとするくらいピンと張っているものを選びましょう。また、豆を感じないくらい薄いものがおすすめです。さらに、ガクの部分が鮮やかでいきいきとしていて、ひげが白くピンとしているものが新鮮です。
- 保存
- さやえんどうは、長く空気に触れているとしおれてしまうので、購入後はなるべく早く調理するのがおすすめ。保存する場合は、湿らせたペーパータオルなどで包んでから、ビニール袋に入れて冷蔵庫へ入れましょう。冷凍する場合は、固めにゆでてから冷凍します。