自然に身を委ねる。三浦理志さんのサーフ&ノーフなライフスタイル

自然に​身を​委ねる。​三浦理志さんの​サーフ&ノーフな​ライフスタイル

三浦理志さん第1回

サステナブルな食を展開するGREEN KEWPIEがお送りする「みんなにうれしいGREEN KEWPIEチャンネル」。今回のゲストは雑誌OCEANSなどで活躍するモデルのマーシーこと三浦理志さん。マーシーさんといえばサーフ&ノーフ(農夫)という言葉の生みの親であり提唱者として知られています。第1回は、そんなマーシーさんの自然に身を委ねるサーフ&ノーフな生き方についてうかがいました。

※この記事はVoicyの対談の要約です。発言の意味を変えないように配慮して、一部省略・集約をしています。詳しくはVoicyの「 みんなにうれしいGREEN KEWPIEチャンネル 」をお聴きください。

三浦理志

三浦理志

みうらまさし

モデル

1970年7月1日生まれ。湘南藤沢育ちで「マーシー」の愛称で親しまれる。15歳の時にサーフィンと出合い、今では生活の一部に。 20代後半で一時モデル業を休業し、ニュージーランドで2年間の料理修業を経験。帰国後、モデル業を再開。仕事の合間に、畑で四季折々の野菜を育て始める。「サーフ&ノーフ(農夫)」なライフスタイルをおよそ20年間実践中。

自然と​つながれる​サーフィンは​暮らしの​一部

初対面のお二人の共通点は湘南暮らしをしているところ。サーフ(Surf)&ターフ(Turf)というサーフィンとゴルフを楽しむライフスタイルを表す言葉から、サーフ(Surf)&ノーフ(農夫)という言葉を思いついたというマーシーさんに、サーフィンを少しだけやったことのある前田さんが質問。

前田: サーフィンは15歳からされているんですよね。どんな出合いだったんですか?

三浦: 湘南にいると、夏になると海に行くじゃないですか。小学校の時から、サーフィンしているお兄さん、お姉さんかっこいいなという憧れがあって。他の中学だったんですけど、サーフィンしている友達がいて、あともう1人友達と3人で最初、鎌高(鎌倉高校)の前の海に入ったんです。1本のサーフボードに1着のウェットスーツを順番に着替えてやったというのがスタートです。

前田: 鎌倉高校前の海は波がいいエリアなんですか?

三浦: いいエリアなんですけど、波がなかったんですよ、僕が初めて入った時。で、パドリングって板に乗って漕ぐんですけど、それもやっぱり最初は難しいんです。でも(サーフィン)やってた友達はパドリングですいすい行くから、かっこいいな、パドリングすげえかっこいい!みたいな、そんな思い出があります。

前田: そこで(サーフィンと)出合って、そこからずっと続けていらっしゃるのは何が一番の魅力だったんですか?

三浦: 僕、本当に飽きっぽいんですよ。サーフィンだけが続いてるのかな。自然の中で遊ぶっていうことと、サーフィンでしか得られない感覚があるんでしょうね。1回サーフィンの良さを知っちゃうとみんなやめられないって言いますよね。

前田: そうなんですね。私もちょっとだけ(サーフィンを)かじったことが20代の頃にあったんですけど、気持ちいい思い出もあったんですけどね、海の中ですごく自然を感じられて。大変な思い出も結構あって。クラゲに刺されたりとか、波が強すぎて転覆して、すごく大変で!鼻にも耳にも水が入って辛かったりとか。そういうのも乗り越えて楽しめるまでいくと、長く続くんでしょうね。

三浦: そうですね。

前田: 過去に体験したサーフィンの中で記憶に残っている最高の波ってどんな波ですか?

三浦: いっぱいあるんですけど、どこなんだろう? 波でいうとモルディブがすごく良かったですかね。1週間船の上で生活をして(サーフィンの)ポイントを巡るんですけど、ずっと海の上にいるので、ずっと酔っている状態なんですよ(笑)。

前田: へぇ!それでサーフィンもするんですね。

三浦: そうなんですよ。

前田: 水の色もきれいでしょうね、モルディブだと。

三浦: すごかったですね。イルカもたくさんいましたし。

前田: イルカと一緒に泳げる、サーフィンができるって気持ちよさそうですね。

三浦: 最高ですね。

前田: 今もサーフィンを続けてらっしゃると思うんですけど、三浦さんはなぜサーフィンを続けているんだと思いますか?

三浦: やっぱり気持ちいいというのが一番なのかな。あと何だろう、(自分の限界が)分からされるというか。波が大きい時とか、コンディションによって、自分がうまくやれないとか、そういう壁ができてくるんですけど、でもそれを乗り越えるにはやり続けなきゃいけないし、すごくアナログなんですけど沖に出ないと(波に)乗れないし、沖に出るパドル力がないと波にも乗れないんですよ。それが年齢とともに低下してくるので、やっぱり波に乗れなくなると悔しいじゃないですか。その何だろう、乗り続けていたいっていう気持ちなんですよね。

前田: 確かに。(サーフィンを)体験した時にパドルってこんなに辛いんだって思った覚えがあります。でもサーフィンでしか得られない自然とつながれる感覚っていうのはすごく私も海に入った時に感じたんですけど、そういうのもやっぱり感じられますか?

三浦: そうですね。昨日も夕方東京から戻ってきて、18時ちょっと前かな、ちょっと波あったんで海に入ったんです。サンセットがきれいで。海の中から夕陽を見るのがすごく好きで。本当、あれはサーフィンやってないと得られない感覚なのかな。

前田有紀

マーシーさんにとって海に入るのはリセットになったりもするんですか?

三浦理志

リセットというよりは暮らしの一部です!海にいる時間の方が長いかも

我が子のような​愛しさが​芽生える、​農夫の​シゴト

サーフィンの話に続いてうかがったのはノーフ(農夫)についてのお話です。農夫歴はおよそ20年のマーシーさん。この日はスタジオに自身で育てた野菜を持ってきてくれました。新鮮な野菜たちを前に、話題は畑仕事を始めるきっかけになったことや、畑仕事の醍醐味についてに。

前田: 畑仕事を始めたきっかけについてうかがいたいです。

三浦: 20代の頃、ニュージーランドに行っていた時に、自給自足の生活をしたいなという思いが芽生えまして。で(日本に)帰ってきて、波乗りやっている先輩のお父様が貸農園をやられていて。そこでちょっとやらないか?ということで。最初はね、収穫から始まったんですよ。玉ねぎとじゃがいも。こりゃ楽しいわ!って。採るだけなんで。

前田: 収穫からスタートしたんですね。

三浦: そうなんです。5月の梅雨前だったんで、もうすぐに夏野菜の種植え、苗植えが始まるんですけど、ちょっとやろうってやったんですよ。種を植えて、苗植えてそのままほったらかしてたんです、やり方が分からないから。そうしたら何にも育たない。あれ?みたいな。やっぱり野菜もちゃんと手をかけないと育たないんですよね。やりっ放しじゃダメなんですよ。

前田: そうですよね。水をあげたり、芽をちょっと摘んだり? 最初はそんな状態から始まって、どれくらいで野菜がちゃんと育つようになっていったんですか?

三浦: せっかくまいた種から芽が出なかったらつまらないじゃないですか。ちゃんと(周りの畑をやっているおじいちゃんやおばあちゃんに)聞きながらやっていって、その(年の)秋からは徐々に採れるようになったんですけども。でもやっぱりすごく雑な仕事だったので、なかなかうまくいかないこともありました。

マーシーさんが自身の畑で育てた野菜。にんじん、きゅうり、ズッキーニ、じゃがいも、玉ねぎ、ししとう、ピーマン。常時20種類以上の野菜を育てている。

前田: 少しずつ、少しずつレベルアップして今があるんですね。今はどれぐらいの広さの畑で、どんな種類を育ててらっしゃるんですか?

三浦: 広さ的には25mプールともうちょいぐらいです。

前田: かなり広いですよね。

三浦: 僕1人じゃないですよ?先輩と、もう1人友達と3人でシェアしている感じです。

前田: その中で育っている野菜が、今日持ってきてもらったものですが、他にもあるんですか?

三浦: たくさんあって、20数種類ですかね。もっとかもしれない、ハーブとかも入れると。

前田: ハーブもあるんですね。収穫した野菜はどうしてるんですか?

三浦: 食べてますよ(笑)!食べきれないものは友達とか近所の人に食べてもらったりしています。

前田: なるほど。もう本当に日々の生活に育てた野菜が直結して、暮らしの中にあるような感じなんですね。

神奈川県座間市にある、マーシーさんが借りている畑。通称“みうら農園”。

三浦: そうですね。

前田: 畑仕事の大変なところってどんなところですか?

三浦: もうね、すべて大変だと思うんですけど、今(対談の収録は7月)が一番大変ですね。本当、暑さと痒さ。朝早いと陽はまだ昇ってないじゃないですか。まだマシなんですけど、蚊が多いんですよ。太陽が出てくると蚊はいないんですけど、暑いという……。

前田: 常に自然との闘いっていう感じですよね。

三浦: でもやっぱね、おいしい!かわいい野菜が育って収穫するのは楽しいですよ。耕したり雑草を抜いたりとかきつい仕事が多いですけどね。

前田: それでもなお、やっぱり楽しんでやられてるっていうのは、畑には魅力がたくさん詰まってるんですね。

三浦理志

大変だけど楽しい!畑仕事おすすめです

前田有紀

食べる野菜を育ててみたいです!教えてください

蒸したじゃが​いもって​最強なんだよ

ゲストにGREEN KEWPIEを使った料理を食べていただく「みんなにうれしいGREEN KEWPIEレシピ」のコーナー。今回は、料理の腕がプロ級で、レシピ本も出版しているマーシーさん自らがレシピを考案してくれました。

前田: 今回はなんと、お料理が得意なマーシーさんが考え、さらにマーシーさんの畑で採れた野菜で作ってくださいました。いや、これすごくうれしいです。

三浦: 本当ですか!?

前田: 今までゲストの方には(こちらで作って)食べていただいてたんですけど、今回はマーシーさん発案というレシピなのですごく楽しみにしてました。題名をご紹介いただけますか。

三浦: 『蒸したじゃがいもって最強なんだよ』です。

前田: 何かかっこいいですね!やっぱり採れたての野菜はそのままが……

三浦: おいしいですよね。

前田: やっぱりじゃがいもは蒸して食べるのが一番なんですかね。今回はどんなものなんですか?

三浦: 最強の蒸したじゃがいも、塩、バターにGREEN KEWPIEの「HOBOTAMA スクランブルエッグ風」をのせて「植物生まれのマヨネーズタイプ」をかけてブラックペッパー(黒こしょう)とイタリアンパセリをのせて食べるという。このHOBOTAMAを食べた時、びっくりしました!え!卵じゃんって。

前田: そうですよね!「HOBOTAMA スクランブルエッグ風」を食べられたんですか?

三浦: 両方食べました。「HOBOTAMA 加熱用液卵風」も。卵料理全般にいいんじゃないですかね。炒め物、ニラ玉にもこれ入れたらいいんじゃないですか。

前田: ではさっそく食べてみましょう。じゃがいもを蒸して上に乗せるだけで一品になるのはうれしいですよね。

三浦: この状態からグリルしても絶対おいしいと思います。ん〜おいしゅうございます!

前田: おいしい!この「植物生まれのマヨネーズタイプ」がやわらかい感じの味わいにしていますね。

三浦: そうなんですよね。優しい味ですよね。だから野菜にめちゃくちゃ合うと思います。

前田: じゃがいもって(料理の)レパートリーが私あんまりなくて、バターか塩かぐらいだったんで、これはお客さんが来る時に出したらすごく喜ばれそうだな。(作るのが)簡単なのもうれしいです。今回GREEN KEWPIEの商品を召し上がっていただきましたが、何がお気に入りでしたか?

三浦: 「植物生まれのごまドレッシング」で中華麺を作ったんですよ。野菜トッピングして、「HOBOTAMA スクランブルエッグ風」と(畑で)とれたルッコラとか添えて。めちゃくちゃおいしかったです。このドレッシング万能ですね。

前田: 暑い時期に冷やし中華みたいに、いろんな野菜を乗せて食べたらおいしいですね!

優しい味わいの『蒸したじゃがいもって最強なんだよ』を食べながら、話題は日々のルーティンについてに。

前田: マーシーさんって毎日どんなルーティンで過ごされているんですか?

三浦: 朝起きてとりあえず犬の散歩行くじゃないですか。波があったらサーフィンして、でその後仕事がなかったら畑行って。そんな感じですかね。

前田: 結構忙しいですね。畑は午前中?結構早い時間帯に作業されることが多いんですか?

三浦: そうですね。それか夕方。今昼間はね、炎天下でやるの辛いので、朝か夕方ですね。

前田: 本当にサーフ&ノーフな毎日ってことですね。

三浦理志

朝は4時に起きて夜は10時くらいには寝ちゃいます

年を​取っても​地球と​一緒に​遊んでいたい

前田: 本当に、海と畑で自然に敬意を払って生きてらっしゃるライフスタイルなんだなというのを実感しました。最後に、マーシーさんがサーフ&ノーフな生活を送っていてうれしい瞬間を教えていただけますか?

三浦: やっぱり地球と一緒に遊べるっていうところですかね。いつまでも、もっともっと年を取っても地球と一緒に遊んでいたいなっていう風に思っています。

前田: 地球と遊べる。すごく素敵な言葉ですね。マーシーさんは、飽きっぽくてという話を最初されてたんですけど、やっぱり自然に触れるっていうのは、決して飽きのこないことなんですね。

三浦: 朝焼け夕焼けも日々違うので、違う景色を見るのもすごく貴重だし、見られてすごいラッキーだなって。本当謙虚になるんですよね。見られてラッキー、ありがとうみたいな気持ちになるんですよね。やっぱり自然ってすごいですね。

三浦理志

自然には逆らえない。偉大です

前田有紀

とてつもないパワーがありますよね

みんなにうれしい
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前田有紀
ナビゲーター/前田有紀
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