作り手の温度を感じる物選びがポジティブな日々を作る

作り手の​温度を​感じる​物選びが​ポジティブな​日々を​作る

石岡真実さん第2回

前回は石岡さんの「余白のある暮らし」が心地いいというお話や、こだわった家づくり、郊外での暮らしについてうかがいました。第2回は、石岡さんの物の選び方についてお話しいただきました。

※この記事はVoicyの対談の要約です。発言の意味を変えないように配慮して、一部省略・集約をしています。詳しくはVoicyの「 みんなにうれしいGREEN KEWPIEチャンネル 」をお聴きください。

石岡真実

石岡真実

いしおかまみ

フリーランス・ディレクター

1985年、青森県生まれ。高校卒業後に上京し、アパレル会社で販売、プレス(広報)を経験後独立。現在は、フリーランスディレクターとして、ファッションやライフスタイルブランドなどと様々なコラボレーションを手がける。Instagramのフォロワーは14万人以上。小柄ながらバランスの良い着こなしを紹介した「#マミフク」や毎日の料理やおもてなしの料理の投稿「#マミノメシ」も人気。“肉父さん”の愛称でお馴染みのご主人と息子さんとの3人家族で愉快な毎日を送っている。著書に『母ちゃん、ていねいたまにガサツ』がある。

作り手の​背景を​知りたい!​作家物に​惹かれる​理由

家具、アート、食器など、ご自宅にあるものはどれもセンス抜群。石岡さんはどのようにして物選びをしているのでしょうか。興味津々の前田さんが質問していきます。

前田: 石岡さんのお家は本当に家具や雑貨、すごくこだわっているものが多いなと感じますが、物選びってどんな風にされているんですか?

石岡: わが家にある物は、大体作家さんの手作りの物とか、アンティークの物で、少し温かみのある物をメインで選んでいます。

前田: LDKに入ってすぐのアンティークの戸棚、ワイングラスとかが入っているんですけど、すごくいい雰囲気ですね。あれはどちらで出合った物なんですか?

石岡: あれは東京のインテリアショップで見つけました。

前田: 日々、いろんなアンティークショップや古材屋さんに行ったりされているんですか?

石岡: 日々行っていましたね。やっぱりそこにある一点物に出合ってしまったら買ってしまいますね。

前田: 職人さんの作品っていうのは、温もりもすごくありますよね。

石岡: そうですね。やっぱり一つひとつ表情が違うので、そこを選んで買ってますね。

前田: あと、今この(Voicyを)収録しているテーブルもすごく大きなテーブルなんですけど、椅子がそれぞれ形が違うのがかわいいなと思いました。こういうのも石岡さんが選ばれたんですか?

石岡: そうですね。結構好きな物を一つひとつ選んで、来てくれたゲストに、好きな椅子に座ってってご案内しています。

前田: このキッチンに見えているお皿もすごくいっぱいありますが、これも作家さんの物が多いんですか?

石岡: ほとんど作家さんの物ですね。

前田: お鍋もね、多分作家さんのですよね。家具だけでなく、キッチン周りも作家さんの物を大切にされているんですね。それは昔からそうなんですか?

石岡: ここ5、6年の間ですかね。代々木上原にある英語塾に息子を通わせていたんですけど、そこの建物にあったインテリアショップに行く機会があって。息子が英語をやっている間の小一時間でお買い物をするのがすごく好きな時間だったんですね。

前田: ギャラリーに行くようになって、そこから石岡さんのセンスあふれる食器集めだったり、いろんなインテリアを集めたりする時間が増えていったんですね。

石岡: インテリアショップのお皿のバイヤーさんとお話をしていると、作家さんの裏側だったりとか、その人の雰囲気っていうものも教えてくれるので、その背景を聞きながらお買い物をする時間がすごく好きだったんです。

前田: お家に迎え入れた時も、その背景を知っていると、より家具や食器も大切にできそうですよね。

石岡真実

職人さんの時間を買う、みたいな感覚なんです

前田有紀

一つひとつにより愛着が湧きそうですね

プラントベースで!​納豆ボロネーゼ

ゲストにGREEN KEWPIEを使った料理を食べていただく「みんなにうれしいGREEN KEWPIEレシピ」のコーナー。2皿目も料理上手な石岡さんが考案してくれました。

前田: 今すごくいい香りがしているんですが、これは何を作ってくださったんですか?

石岡: 『プラントベースで!納豆ボロネーゼ』を作りました。

前田: 納豆とボロネーゼを合わせるっていうのはすごく新鮮ですね!

石岡: これは、私が大好きな外苑前にあるお料理屋さんの味をヒントに作りました。

前田: さっそくいただきまーす!なんか納豆がネバネバしていて、パスタともよく絡む感じがしますね。うーん!

石岡: ボロネーゼは太麺にすごく合うので、今日はちょっと太めの麺を使っております。

前田: 太麺なので、そこにソースが絡むと食べごたえがあって、納豆が入ることで、ちょっとまろやかになる不思議な食感というか組み合わせですね。

石岡: 面白いですよね。

前田: こちらで使ってくださったのが、「植物生まれのボロネーゼ」で「植物生まれのマヨネーズタイプ」も入っているんですよね?

石岡: はい!入ってます。

前田: じゃあ、「植物生まれのマヨネーズタイプ」があるからよりまろやかになっているんですかね。そして青じそもさわやかで何か不思議な味ですね、おいしい!

石岡: 和風のような感じになりますよね。実はこれ、白だしも入っているんですよ。

前田: そっか!白だしの隠し味がバランスを調整してくれているんですね。

石岡: はい。これ、ゆでてボロネーゼであえて納豆をかけるだけなのですごく簡単です。

前田: 忙しい日のランチにすごくぴったりですね。

石岡: このボロネーゼの味がしっかりしているので、冷めてもとてもおいしいんですよね。

前田: そうですね、お弁当でもいけるかもしれないですね。

石岡: いけます!

前田: 今回の器もとても素敵なんですが、石岡さんは普段、食器を選ばれる際は、どんなところをポイントに選んでいますか?

石岡: 私はお店のスタッフさんとお話ししながら買うのが好きなんですけど、何をのせたらおいしく見えるのかっていう、ディスカッションをするんですよ。それで、自分も3品ぐらい考えて、スタッフさんが2、3品考えてくれて。(考えられた)料理が多ければ多いほどこれにしようっていう風に決めていますね。

前田: 器単体でかわいいとか、デザインが好きっていうのももちろんだけど、そこに食事がのった時にどうなるかをいつも考えていらっしゃるんですね。

石岡: そういうのを想像しながら買うのがすごく好きです。

前田: 買う時に使いやすい器のサイズだったり、色だったり。私は初心者なんですけど、よかったら教えていただけますか?

石岡: 私が選ぶ時は、結構6寸が多いかもしれないですね、18cmのお皿。自分1人用のプレートを作るのにも最適だし、取り皿としても。取り皿って小さすぎるとすぐ汚くなってしまうじゃないですか。だけど6寸だと6品ぐらいのせられるのですごく使いやすいです。

前田: 料理をのせた時のことをすごく思い描けている感じがしますね。

石岡: そうですね。あとは少しざらつきのある器を選ぶことが多いんです。

前田: 土の感じが残っている物とか?

石岡: そうです、そういうのを選ぶと、多少盛り付けが雑でも見た目をごまかしてくれるっていうか。

前田: なんかいつも私、盛り付けてから、こっちの器の方がよかったかな?とか思うことが結構あるので、やっぱり器と料理がフィットするのを目指したいと思いました。

石岡: あ、でも、盛り付けで失敗しない方法があって。“最後の締めを最後までやらない”んですよ。例えば、最後にイタリアンパセリをのせるとか、ごまをかけるにしても、器がちょっと違ったなと思って器を替えても、最後にかけたら見た目が崩れないので。

前田: そっか。じゃあ、薬味やごまなど最後にかけるものは(器に盛って)最後までかけないのがポイントなんですね。確かにそれだと気軽に色々試せそうですよね。

前田有紀

料理がのった状態をイメージして器を選ぶのって楽しそうです

石岡真実

色々アイデアが出てくるとワクワクと愛着が増します

ポジティブな​選択が​ハッピーな​毎日を​作る

作り手のストーリーがあり、温度のある物を選ぶことで暮らしが豊かになっていくことを改めて実感したお二人。最後に、そんな石岡さんにとって“うれしい毎日”とはどんな日々なのかをうかがいました。

石岡: 自分が選んだ物が身近にあって、その子(物)たちと一緒に暮らしていくことですかね。

前田: 長く大切にできる物を選んでいくっていう考えでいた方が、ずっとうれしい暮らしが続いていきそうですよね。

石岡: そうですね。ポジティブな気持ちで選んだ、愛着のある物に囲まれていれば、気持ちが下がることはあまりないように思います。

前田: やっぱり食事も自分が好きな物を選んでいくとうれしいじゃないですか。今日、石岡さんのお話を聞いて、家具や小物、お皿でも同じような考え方ができるんだなってことが分かりました。素敵なお話をありがとうございました!

石岡真実

目にする物、触れる物に愛着を持てるって幸せなことです

前田有紀

物を大切に一緒に過ごしていく感覚に大共感です

みんなにうれしい
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前田有紀
ナビゲーター/前田有紀
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