
手料理を通じて食の楽しさ、食の尊さを伝えたい
石岡さんは“肉父さん”の愛称で知られるご主人と小学2年生の息子、夏太郎くんという2人の食べ盛り男子の食卓を切り盛りしています。Instagramでもその豪快な食べっぷりやおいしそうなごはんの投稿が話題を呼んでいます。
前田: 石岡さんは、お料理は昔から好きだったんですか?
石岡: 祖母が料理上手で。いつも遊びに行って、朝起きると、お味噌汁のだしを煮干しからとっていたのがすごく印象的だったんですよ。逆に私の母がすごく料理が苦手で母の代わりに私がお味噌汁を作ったりとか、お手伝いをするようになっていきました。
前田: おばあさまの影響もあって、お料理がより好きになったんですね。
石岡: あとは、引っ越して、台所が広くなるにつれて料理への意識が高くなってきたような気がしますね。
前田: 今日もご自宅から(Voicyを)お送りしているんですが、こちらのキッチン、本当に取り出しやすいところに食器が並んでいたり、調理道具があったり、スパイスがあったりと、料理が楽しくなるようなキッチンですよね。
石岡: ありがとうございます。全部しまってしまうと、どこにしまったかわからなくなっちゃうので、割と見せるキッチンにしています。
前田: ちょうど見えているところに、作家さんの作品が並んでいたりすると気分も上がっていいですね。石岡さんは日々の食卓で、どんなところにこだわっていますか?
石岡: 調味料は、割と原材料が少なめのシンプルなものを選ぶようにしていますね。
前田: じゃあ買う時に成分とかもよく見たりされているんですね。食材もこだわって選んでいらっしゃいますか?
石岡: 食材もなるべく新鮮なものを選ぶようにしていて、庭で採れたものはもちろんなんですけど、道の駅で新鮮な野菜を買うことも多いです。
前田: 道の駅の、ちょっと農家さんの顔が見える感じがいいですよね。我が家の息子たちは、そうは言っても、野菜をなかなか食べてくれないんですけど、石岡さんのお家ではどんな工夫をされていますか?
石岡: うちもそんなにたくさん食べるっていうわけじゃないんですけども、庭があって夏に採れる野菜と冬に取れる野菜が違うんですけど、そこに夏太郎を一緒に収穫に連れて行って、食に対する興味を持たせている感じですね。
前田: 調理されてお皿の上に並んでいるだけじゃなくて、土がついてどんな風にその野菜が育っているかを知ることができるっていうのはすごく大事なことですよね。
石岡: そうですね。今って魚の切り身が水族館で泳いでいるって思う子が多いそうなんですよ。
前田: 魚の形は切り身だと思っているみたいな?
石岡: それを聞いた瞬間に、すごく衝撃的で。だから食育ってすごく大事だなと思いました。
前田: その食べ物がどんな風に育って、ここにやって来ているかを家族みんなで知っていくって大切かもしれないですね。あとは、庭で採れることの良さってどんなことがありますか?うちは結構買い込んじゃって、冷蔵庫がパンパンになりがちなんですけど…。
石岡: それがなくなったんですよ!食べる時に収穫するので、冷蔵庫がパンパンにならずに、電気代が抑えられたような気がします。
前田: いいですね。あと買ったんだけど使い切れないこともあるので、使いたい分だけ収穫できるのはすごくいいなって思います。

日々の食事や庭での収穫も学びになっていて素晴らしいです

グリーンで鮮やか!アボカドとセロリのあえ物
ゲストにGREEN KEWPIEを使った料理を食べていただく「みんなにうれしいGREEN KEWPIEレシピ」のコーナー。石岡さんが考案してくれた最後の一皿はおもてなしのシーンでも喜ばれそうなお酒にも合う温かい野菜料理です。
前田: では、料理名をお願いします!
石岡: こちらは、『グリーンで鮮やか!アボカドとセロリのあえ物』になります。
前田: わぁ!グリーンがさわやかですね。これはシンプルに、アボカドとセロリが入っているんですよね?
石岡: はい。それに少しだけにんにくが入っています。
前田: なるほど〜!お客様に出しても喜ばれそうですね。
石岡: おもてなし料理(を作ること)が結構多いので、お酒にも合う、みんながモリモリ食べられるようなレシピを考えました。
前田: なるほど。じゃあ一緒に食べましょう。いただきまーす!すごくジューシーなんですけど、どんな風にこのジューシーさを出しているんですか?
石岡: これは1回焼いているんですよ。1回焼いて香ばしさを出しています。
前田: そうなんですね!セロリもアボカドも焼く発想がなかったんですけど、焼くと味がぎゅっと濃厚になっておいしくなりますね。
石岡: 全く炒めなくてもいいんですけど、少し温かいものが食べたいなっていう時に、焼くのはおすすめですね。
前田: おいしい!これは本当にお客様、絶対喜びます。
石岡: ありがとうございます!止まらなくなりますよね。
前田: これは「植物生まれのマヨネーズタイプ」を入れているんですか?
石岡: はい、入っています。
前田: だからマイルドな味わいになっているんですね。
石岡: あと冷めてもパンにのせたりと代用が利くので、それもおすすめです。
前田: このシンプルな食べ方もいいですけど、いろんなバリエーションで食べられそうですね。
石岡: ゆずこしょうとか?わさびも合いますね。
前田: あとレモン、ライムとか。
石岡: おいしそう!あとあれもおいしかったですよ、醤油麹。
前田: わぁ、絶対おいしいですね!ちょっとお魚も入れてもおいしそう。色々広がりますね。
前田: 先ほどからお客様が結構いらっしゃるって話だったんですけど、おもてなし料理ってどんな風にメニューを考えたり料理を準備されていますか?
石岡: 私はおもてなしの2日前ぐらいに手帳に書き留めるんですよ。
前田: そんなに前から準備するんですね。
石岡: ゲストにももちろんどういう料理が食べたい?とか、まずジャンルを聞いてそこからレシピを考えることが多いです。
前田: 2日前なら前の日に買い物もできるから、当日バタバタしないで料理ができそうですよね。前の日からちょっと下ごしらえもしたりするんですか?
石岡: 下ごしらえはもう必ずですね。当日にバタバタしたくないので、必ず前日には、何を盛り付けて、とか付箋をお皿に置いたりして考えています。
前田: すごい!お皿ももう決めておくんですか?一度ここ(テーブル)に並べたりとか?
石岡: はい、並べます!
前田: そうか〜!そうすると失敗の少ないおもてなし料理ができるわけですね。
石岡: あとは自分で盛り付けられなくても、(料理を作って)タッパーに入れて置いておけば、友達が来た時に、「ごめん、この器に盛り付けて!」とも伝えられるし、すごく効率が良くなります。
前田: うちでもお客さんを呼ぶことがあるんですけど、たいてい来た瞬間に自分がすごく切羽詰まっていて、ちょっとその辺座って待っていて!みたいになるんですけど、手伝ってもらうのはすごくいいアイデアですね。お客さんが来る時って、長くいることが多いんですか?
石岡: 大体お昼の12時ぐらいに集合して、夜10時ぐらいにみんな帰っていきます。
前田: 結構長いですよね。
石岡: なのでお昼ごはんプラス、2品、3品、隠しダネにごはんを準備しています。
前田: なるほど。夜の分まで見越して準備しておくんですね。
石岡: カレーとか、解凍しておいたいくらとか、あとごはんを炊いておいたりとか、そういうことをしています。
前田: それだけ準備がしてあれば、お客様も早く帰らなきゃっていう気兼ねなしに、長く会話も楽しめそうですね。

隠しダネまで用意してあるなんて、おもてなし力がすごいです

当日は自分も楽しみたいので下準備はしっかりします!

多様性の時代、自由な食卓を目指して
毎日の食卓事情からおもてなし料理についてまで、トークが盛り上がったお二人でしたが、あっという間に終わりの時間に。
前田: 石岡さんが考えるうれしい食卓とはどんなものでしょうか?
石岡: 私の周りには、ペスカタリアンとか、ヴィーガンの方もいるので、なるべくみんなが集まった時に、それぞれが選択できるように、たくさん品数を作ったりして、みんな自由に食を楽しめるような感じにしています。
前田: 今日の石岡さんのお話からも、本当に自由な食卓の風景っていうのがすごく思い浮かびました。このGREEN KEWPIEも多様な食の選択肢の中でGREEN KEWPIEがあるというのが大きなコンセプトだと思うんですけど、そういったおもてなしの機会にも、皆さんにとってうれしい食を提供できるのはすごくいいことですね。

もっと自由な食卓を目指していきたいです

みんなが楽しめる自由な食卓って最高ですね
手料理を通して食育もしていきたいです