キユーピー マヨネーズ

広がるマヨストーリー 09

お客様にとっては、手に取った1本が
「キユーピーのすべて」ですから。

2024.04.25

神戸工場 
製造一課

Yamashita Yuhei

五霞工場(茨城)でドレッシングの製造を担当した後、生産技術課に異動。2016年に新設された神戸工場に2017年に着任し、現在はマヨネーズなど家庭用商品などの生産管理を担当。

神戸工場 
ラインテクニクスチーム

Nakamura Ryuki

五霞工場に勤務した後、神戸工場に着任。マヨネーズの生産管理を経て、ラインテクニクスチームに異動。機械や設備のメンテナンスなどの保守・保全を担当。

  • 何より意識しているのは、
    「安全・安心な商品」を
    お届けできているか。

    山下:私は神戸工場で、家庭用と業務用のマヨネーズの製造を担当しています。

    中村:私は製造ラインの機械や設備のメンテナンス、改善を行うラインテクニクスチームという部署に所属しています。機械や設備の保守・保全を行って、製造ラインを安定して動き続けるようにすることが私の使命です。

    山下:神戸工場は西日本最大の調味料生産拠点であり、キユーピー マヨネーズ450g を製造する場合1日に約40万本作っています。大量の商品を製造しているわけですが、生産部門の私たちが意識していることは何より、お客様に「おいしくて安全・安心な商品をお届けできているか」になります。

    中村:工場で商品を作るには、ただ機械を動かせばいいというわけではありません。とても重要なのは、製造ラインの「正常な稼働状態を維持する」ことです。機械が異常なく稼働しているということは、「商品の品質を守る」ということにつながります。

  • さらに高いレベルの
    ものづくりを目指して、
    検査からモニタリングへ。

    中村:キユーピー マヨネーズはさまざまな製造工程を経てできあがるので、完成品だけをチェックすればいいというわけではありません。ですので、製造過程の重要なポイントでいくつもの検査を行っています。
    そしてこれからは、製造している商品がどの段階でも「間違いがない」と分かるように、リアルタイムで検査し続けられるようにしていきたいと考えています。それが「さらに品質を守る」ことだと思いますし、お客様に「もっと安心してもらえる」ことだと考え、技術開発に取り組んでいます。

    山下:検査というより、「常時モニタリングする」イメージですね。製造している商品の中身だけでなく、機械の状態も常時モニタリングする。そうすれば、機械の挙動の変化も把握することができ、故障を未然に防ぐことができます。

  • 在庫を持たないことで、
    より賞味期間が長い商品を
    届けることが可能に。

    中村:神戸工場は、「在庫を持たない」というコンセプトで設計されました。神戸工場では1日約40万本の商品を製造しているにも関わらず、そもそも商品をストックしておく場所をもっていません。商品は製造された直後に次々と出荷されていきます。そのメリットとして、賞味期間がより長い商品をお届けできるということにつながっています。

    山下:「お取引先から欲しいと言われた時、すぐ出荷できる体制を作る」というのが神戸工場を新設する際の目標でした。なので、どの商品がいつまでに何ケース必要で、トラックは何時に配車すべきかを事前に計画し、製造から箱詰め、工場内の運搬までほぼすべてを機械化・自動化しています。

  • お客様の工場見学は、
    自分たちの安心にも
    つながっている。

    山下:キユーピーでは「工場は家庭の台所の延長」と考え、工場見学を「オープンキッチン」と呼んで、お客様に安心していただける機会となるよう積極的に取り組んでいます。実はこの工場見学は、私たち工場で働く人間にとっての安心にもつながっています。工場ではお客様と接することが少ないので、時々不安になることがあるんです。「この商品はどんな人が手に取ってくれているのだろう?どう感じているのだろう?」と。従業員の中には、スーパーへお客様の様子を見に行く人もいるほどです。なので、お客様が見学に来てくださると、すごくうれしいんです。実際に製造しているところをみて、喜んでいただけると、私たちも安心できますし、なによりモチベーションがものすごく上がります。

    中村:工場見学に来られた方によく驚かれるのが、製造現場で働いている人間はごくわずかで、機械がすごい速さで商品を次々と製造していること。
    一見すると機械だけで作っていると誤解されがちですが、オペレーションを行っているのも、メンテナンスをしているのも人間なんです。お客様に間違いのない商品をお届けできるように、私たちが一生懸命にメンテナンスを行うことで機械は正しく動いています。整然と動く製造ラインを見て、お客様が「私の口にしているものは安心して食べられるものだな」と感じてもらえるといいなと思って、いつも仕事をしています。

  • 工場で安心して
    働けるからこそ、
    良い商品が作れる。

    山下:「安全・安心な商品づくり」はお客様に対してはもちろんですが、私たち自身が「安全・安心に働けているか」というテーマでもあります。
    「今日も良いものづくりができたよね」と思えるような、気持ちのゆとりがないと良い商品づくりはできません。自分たちが安心した状態で働けるから徹底した品質管理ができます。そのためにも、人間の負担を減らす機械化・自動化は進められました。
    だからこそ、1日に何万本作っても、安全・安心で、いつものおいしい商品をお客様にお届けすることができるのだと思います。
    1日に何万本作ろうが、お客様にとっては、手に取ったその商品がキユーピーのすべてなんです。だからこそ、その1本1本をいかに間違いのない商品として作れるか。そこに、私たちは心血を注いでいます。

  • 機械が作るのではなく、
    「品質」に誠実に向き合っている人たちが
    心をひとつにして作っている。

    山下: 中村も言っていましたが、商品を製造するのは機械ですけど、最終的に誰が作っているかと言えば、やっぱり私たち人間が作っているんですよね。
    創始者の中島董一郎が、こんな言葉を残しています。
    「工場の誇りとすべきは宏壮なる建物にあらず、性能高き機械にもあらず、誠実なる人々の心を一つにして協力する事に在り」
    この言葉は、今でも工場に掲げられています。
    「品質」に対して、日々誠実に向きあい、創意工夫に努めることで、良いものづくりができるのだと私たちは思っています。

  • 山下さん
    オススメレシピ!

    キムチマヨ納豆です。ホカホカのごはんに、納豆とキムチを乗せてマヨネーズをかけて混ぜ、それをただかきこむだけ。おいしいんですよ。やめられないんです、私(笑)。

  • 中村さん
    オススメレシピ!

    チャーハンですね。「油の代わりにマヨネーズを使って炒めるとおいしくなる」という話は社内でもよく聞くので、試しに作ったら、ごはんがパラパラで、お店の本格的なチャーハンみたいになって感動しました。

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