甘辛バランスとしょうがの香り！
豚肉のしょうが焼きの基本レシピ

豚肉は、脂身と肉の間の筋が加熱により収縮し、肉がそり返ってしまいます。筋を切っておくと縮みにくく肉がそり返りません。
筋切りは、片面を切れば両面切れるので、片面を切れば大丈夫です。

小麦粉の役割は、
①肉の表面についた粉が調味料を吸うので、調味料がうまく肉にからみます。
②肉の表面に粉をまぶすことで、肉の水分が外に流れ出るのを防ぎ、しっとりと肉を焼き上げることができます。

小麦粉の代わりに片栗粉でも同じように作れます。小麦粉はカリッと焼き上がり、片栗粉はとろりとやわらかく仕上がります。

小麦粉をつけてから時間がたつと、小麦粉が肉の水分を吸ってべたべたしてくるので、焼く直前に小麦粉をふりましょう。

中火で焼きましょう。肉の表面を焼き固め、おいしい肉汁が逃げないようにするためです。弱火で時間をかけて焼くと、うま味がなくなり肉が固くなってしまいます。

肉を広げて入れましょう。肉を重ねて入れると、火の通りが均一でなくなり、焼くのに時間がかかってしまいます。

タレを加える前に肉を焼いた後の余分な脂をキッチンペーパーでふきとると、タレがよく絡みつやよく仕上がります。

しょうが焼きにはタレに漬け込んで焼く方法もあります。その方法では、タレに塩分があるため肉の水分が奪われ、固くパサついた出来上がりになることがあります。
やわらかくジューシーに仕上げるには、タレに漬けず、焼いてから調味料を絡めるだけで味は十分につき、焦げにくいので加熱もうまくいきます。