卵のゆで時間

ゆで卵の時間と固さ

ゆで時間による仕上がりの違いやゆでるポイントをまとめました。

[条件] 卵はMサイズ(殻つき61~62g)

  • 常温に戻さず冷蔵庫の卵を使用
  • 加熱している間ずっと卵全体が浸かるくらいの量のお湯でゆでる
  • 沸騰したお湯からゆで、火加減は中火で、すぐ冷水にとる
6分 黄身は全体がとろりと流れ出る。白身もやわらかい。
7分 半熟。黄身は外側が少し固まり中心部はとろとろで流れ出る。白身はやわらかく固まっている。
8分 半熟。黄身は外側が少し固まり、中心部はやわらかく、切ると少しだけ流れ出る。白身はやわらかく固まっている。
9分 黄身の外側は固まり、中央は全体的に色鮮やかでねっとりと固まり流れ出ない。白身は程よく固まっている。
10分 黄身は全体的に鮮やかな黄色で火が通りすぎていない状態。黄身の外側のみ白っぽく固ゆでになっている。白身はしっかり固まっている。
11分 黄身の中心部のみ鮮やかな黄色が残っているが、その他は白っぽい固ゆで状態。
12分 固ゆで。黄身全体が白っぽくなり、しっかり火が通っている。
13分 固ゆで。黄身も白身もしっかり火が通っている。

※卵の個体差、冷蔵庫の温度、鍋の材質等により、若干異なる場合があります。

新鮮な卵がむきにくい理由

産みたての新鮮な卵は卵白に炭酸ガスをたくさん含んでいます。新鮮な卵を殻つきのままゆでると、卵白に含まれる炭酸ガスが急に気化して細かい泡になって殻の表面にある小さな穴から拡散されるようになります。同時に炭酸ガスが急に発散するため、卵白の圧力が高くなり、卵白と卵殻膜が押し付けられて殻に密着するようになってしまうため、ゆであがったときに殻がむきにくくなります。

卵選びのポイント

ゆで卵を作るときは、産まれてから3日~1週間くらいたった卵がおすすめです。新鮮な卵にたくさん含まれる炭酸ガスは、日が経つにつれて自然に殻の外に抜けていきます。そうして卵内部のpHが高くなると、膜と加熱した白身の癒着が弱くなりむきやすくなります。

ゆで卵の基本のレシピ

常温に戻さず、冷蔵庫から出したての卵を使用して、好みの固さに仕上げる方法を説明します。
むきやすくするコツ、黄身を中心にもってくる方法、お湯から茹でる理由を解説します。
ゆで卵の基本の作り方を詳しく >

卵を使ったレシピ


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