コクと甘みと酸味のバランス
チキン南蛮の基本レシピ

チキン南蛮

卵の衣で揚げたふわふわ食感の鶏むね肉に、酸味と甘みのバランスのとれた南蛮たれをよく絡めます。
チキン南蛮に合うタルタルソースは、きゅうりと玉ねぎの食感がポイントです。
カットした鶏肉で調理するので、少ない油と短時間で揚げられ、お弁当のおかずにもぴったりです。

  • 調理時間 30分
  • エネルギー 667kcal
  • 食塩相当量 3.1g
  • 野菜摂取量 150.5g

※エネルギー・食塩相当量・野菜摂取量は1人分の値

材料(2人分)

鶏むね肉 1枚 250g
揚げ油 適量
A 小麦粉 大さじ2
A 卵 1個
A 塩 少量
A 白こしょう 少量

南蛮たれ

B しょうゆ 大さじ
1・1/2
B 水 大さじ
1/2
B みりん 大さじ
1/2
B 米酢 大さじ2
B 砂糖 大さじ
1・1/2
B 塩 ひとつまみ
B 七味唐辛子 少量

タルタルソース

マヨネーズ 大さじ4 50g
トマトケチャップ 小さじ1
砂糖 大さじ
1/2
C ゆで卵 1/2個分
C きゅうり 1/4本
C 玉ねぎ 1/8個

つけあわせ

リーフレタス 1枚
トマト 1/2個

作り方

1南蛮たれを作る

鍋にBのしょうゆ、水、みりん、米酢、砂糖、塩(七味唐辛子以外)を入れ、中火で加熱する。沸騰し始めたら火から外し、ボウルに移して冷やす。冷えたら、七味唐辛子を加えて混ぜ合わせる。

真ん中に小さな気泡が見え始めた程度まで
火から外し、粗熱をとる
冷えたら七味唐辛子を加えて混ぜ合わせる

調理のポイント

南蛮たれは加熱することで砂糖と塩がしっかり溶けて、調味料の味も一体感がでます。酢が入っているので、加熱後、しっかり冷やします。

おいしさのポイント

七味唐辛子を加熱すると色々な風味が出すぎて雑味になってしまうので、冷まして後から加えるようにします。

2タルタルソースを作る

きゅうりと玉ねぎをみじん切りにする。きゅうりと玉ねぎにそれぞれ塩ひとつまみずつ混ぜ合わせ、15分置いて水気をしぼる。

きゅうりをみじん切りにする
玉ねぎをみじん切りにする
別々に分量以外の塩ひとつまみを混ぜ合わせ、15分おく
キッチンペーパーに包んで、きゅうりの水気をしぼる
キッチンペーパーに包んで玉ねぎの水気をしぼる

調理のポイント

玉ねぎときゅうりをしぼる時に、キッチンペーパーに包んで巾着のようにしてしぼると、素材がバラバラにならずに便利です。

おいしさのポイント

タルタルにいれる野菜は塩もみして、しんなりさせると、まとまりのあるソースに仕上がります。チキン南蛮にはきゅうりを使用することで、シャキシャキした歯ごたえのソースに仕上げることができます。

3ゆで卵をみじん切りにする

鍋に卵と卵が浸かる量の水を入れ、火にかける。沸騰したら13分加熱し、水にとって冷やす。卵の殻をむいて、みじん切りにする。

鍋を火にかけ沸騰したら13分加熱する
水にとって冷やす
黄身と白身を分ける
白身を縦に細切りにする
白身を玉ねぎと同じくらいの大きさにみじん切りにする
白身を黄身のボウルに戻す
白身と黄身をボウルの中で潰しながら混ぜる

4タルタルソースの材料を混ぜ合せる

ボウルにマヨネーズ、トマトケチャップ、砂糖を入れて混ぜ合わせる。そこに、ゆで卵を加える。最後に、しぼって水気を切ったきゅうりと玉ねぎを加え、全体が均一になるまで混ぜ合わせる。

ボウルにマヨネーズ、トマトケチャップ、砂糖を入れる
調味料だけで先に混ぜ合わせる
卵を加えて混ぜる
しぼって水を切った玉ねぎを加える
しぼって水を切ったきゅうりを加える
全体を混ぜ合せる

おいしさのポイント

トマトケチャップをトマトペーストやトマトピューレに変えたり、きゅうりの塩もみをピクルスに変えると、違った風味のタルタルソースになります。

5鶏肉の下ごしらえをする

鶏むね肉の皮を取り、縦半分に切る。さらに、厚さ1〜1.5㎝、大きさ4〜5㎝のサイズにそぎ切りにする。

細い側から皮を引っ張ると取りやすい
縦半分に切る
さらに厚み1~1.5㎝、大きさ4~5㎝サイズにそぎ切りにする
切り分けた状態

調理のポイント

鶏むね肉を小さくそぎ切りにすると、衣の付く面積が増え、タレがよく絡みます。

おいしさのポイント

「南蛮たれ」には、淡白な食材が合います。そのため、もも肉よりもむね肉が「南蛮たれ」には適しています。

6鶏肉を油で揚げる

鍋に油を入れ、170℃に熱する。鶏むね肉に塩と白こしょうで下味をつけ、小麦粉をまぶし、溶き卵をたっぷりつけてから、油で揚げる。

バットに塩こしょうをあらかじめ振った上に肉を並べると裏側に味をつけやすい
表側にも塩と白こしょうを振り下味をつける
小麦粉を上からまぶす
溶き卵をたっぷりつけ、170度に熱した油で揚げる
温度が下がりすぎないよう数回に分けて揚げる

調理のポイント

バットに肉を置く前に、あらかじめ塩コショウを振っておくと、肉の裏側にも味がつきます。
揚げ始めは水分が多いため、泡の勢いが強くなりますが、揚がり切ると泡が細かくなり、音が高くなります。

天ぷらを揚げる時ほど多量の油は必要ありませんが、温度が下がりすぎないよう、数回に分けて揚げるとうまくいきます。

7たれと絡める

揚げたての鶏むね肉を南蛮たれと絡め合わせる。

おいしさのポイント

南蛮たれに揚げたての鶏肉をさっと絡めることで味が染み、衣もチキン南蛮らしい食感になります。

8器に盛り付ける

器にあらかじめリーフレタスとトマトを盛り付ける。南蛮たれを絡めた鶏肉を盛り付け、タルタルソースをかける。

[豆知識]

チキン南蛮の「南蛮」は、「南蛮渡来」を意味します。「唐辛子」と「油」を使う料理が「南蛮料理」の定義とされています。

チキン南蛮とから揚げ、天ぷらの違いは、衣にあります。
[チキン南蛮] 小麦粉の次に溶き卵をつけて油で揚げます。
[から揚げ] 下味をつけた鶏肉に小麦粉や片栗粉をつけて油で揚げます。
[天ぷら] 小麦粉と卵黄、水を混ぜ合わせたものをつけて油で揚げます。

また、チキン南蛮のタルタルソースは甘めな味付けが特徴です。

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まとめて押さえておきたい!
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