食習慣というのは、簡単に
変えられるものではありません。
小さなころから良い食習慣を身に付けて、
生涯にわたって健康な体で過ごしましょう。

1.朝食を食べよう!

1日をスタートさせる大切な食事!

睡眠中にもエネルギーを消費するため、朝食にはその失ったエネルギーを補う大切な役割があります。そのほかにも、生活リズムを整えたり、集中力を維持することにもつながります。

朝にとりたい栄養素とおすすめ朝食の一例

いろいろな食材をとることが理想的ですが、朝は「食欲がない!」「時間がない!」という方も多いかもしれません。まずは無理をせず、簡単につくれるトーストやおにぎりから取り入れてみましょう。

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朝食は夜9時までに!
朝にとった食事は約3時間程度で消化されます。
昼食を12時ぐらいにとるとすれば、3時間前の朝9時までに朝食を食べると、良い間隔でエネルギーが補給できます。

2.よく噛んで食べよう!

監修:和洋女子大学教授 柳沢幸江先生

よく噛むことは、健康な体や食べる力を維持するための大切な習慣。忙しい現代人は、やわらかい食品を食べる機会が多くなり、噛むことの意識が低下します。毎日の健康維持のために、まずはひと口30回噛むことを意識しましょう。

よく噛むための3つのポイント

point1 1口30回を心がける point2 噛み応えのある食品を食べる point3 食べることを楽しむ

食べやすく好きなものだけを食べるのではなく、いろいろな食品をバランスよく食べることが大切です。
さらに、「よく噛む」生活を習慣にするためにおすすめなのが、食材選びと調理時の工夫です。

「よく噛む」ためのおすすめ食材・調理法

選びたい食材
調理のコツ

コラム

  • 噛む回数が多い食材とは?

    小さい頃から日頃の食事で「噛むこと」を意識することは、生涯食事を楽しむための大切な要素です。日々の噛む回数をアップするために、取り入れる食材や調理の工夫で噛む回数を増やしてみませんか?どんな食材が噛む回数が多いのか、「咀嚼回数ランク表」でチェックしてみましょう!

  • 咀嚼回数ランク表

野菜を使ったレシピを積極的に取り入れ、よく「噛む」生活を!

食物繊維は、ごぼうやブロッコリーなどの野菜のほかに、きのこや豆類など、実はいろいろな食材に含まれています。
子どもの成長にあわせ、噛み応えのある食材を毎日の食事に取り入れましょう。

3.食経験を増やそう!

味覚の発達は離乳期から始まります。味覚には、5つの基本味(甘味・うま味・塩味・酸味・苦味)がありますが、さまざまな味を体験することで味覚の発達が促されます。
味の体験が乏しいと偏食を起こしやすく、栄養バランスが偏りがちになります。

子どもにはたくさんの新しい味や
食感を経験させて、
旬の食材を
通した会話も楽しみましょう。

子どもは大人より敏感なため、5つの基本味の中でも「苦味」や「酸味」を本能的に嫌う傾向があります。食べ慣れるまで、調味料などで工夫をしましょう。中でも、マヨネーズは、野菜の苦味を抑える働きがあります。

マヨネーズには野菜の苦味を軽減させる効果あり!

ピーマンやゴーヤなどの独自の苦味の原因は、苦味成分が舌の中の苦味受容体と接触することで起こります。
野菜を炒めるとき、マヨネーズを使うと、苦味が抑えられ食べやすくなります。

炒めたピーマンの苦味評価
出典:日本調理科学会 平成27年度大会発表
より一部抜粋・改変
※当試験に使用したマヨネーズは卵黄型マヨネーズです。
卵黄型マヨネーズが野菜の苦味を抑える理由

子どもにおすすめレシピ

お子さまにおすすめの、野菜をおいしく楽しく食べられるレシピをご紹介します。
お子さまが食べやすいよう、味付けや調理法にひと工夫。

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コラム

  • 親子でチャレンジ!

    親子で野菜を使った料理を作ることは、心の発達や学びに向かう力を育みます。
    子どもと一緒に作れるレシピを、チャレンジポイントとともに紹介します。

  • 野菜となかよし キッズチャレンジ

もっと"食と健康"について知ろう!